帰国後、直ぐにリーグ最終節の２試合をテレビ観戦しました。オールブラックスのスコッドに入っている殆どの選手はこのリーグには参加していませんが、その分、近い将来スーパーラグビーやオールブラックスに入ると期待される選手が毎年続々と現れます。

今年はバックスを中心に新星が現れました。その新星達はチームの勝利に大きく貢献し、勝ち星を多く積み重ねることに成功しました。また、今年のＩＴＭカップはとても面白く、これまで上位に立つ、カンタベリー、オークランド、ウェリントン、ワイカトを押しのけて、これまで中位や下位に沈んでいた、タラナキやタスマンのような、小人口の州がトップ２を占めています。

数年前まではＩＴＭカップの前身としてＮＰＣ州選手権と呼ばれており、全部で３部のリーグに分かれていました。
その後ＩＴＭカップと名変し、２部リーグ制になりました。そのことにより、これまでに２部で上位に位置していたホークスベイ、マナワツやタスマンが１部の上位にもまれ、今年に入りこれらの全チームがリーグの上位に立つようになりました。本当に素晴らしいリーグだと思います。
今週末から準決勝です。是非ともタラナキかタスマンが優勝したらニュージーランドラグビーの歴史に新たな輝きを放つことでしょう。

今年もＩＴＭカップで活躍した選手が、オールブラックスのメンバーに初召集されました。一番初めの写真のカウンティ―ズ・マヌカウのハーフバックのオーガスティン・プルー選手です。

彼のテンポの良いボール運びとペレナラ張りの突破力とトライ奪取力には驚愕します。

今週末のオーストラリア戦に出られるかはわかりませんが、彼にも是非注目してください。

やす
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