フェイクニュースにご注意を! | フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

パリ在住19年のTomomiが、フランス本場アロマテラピーや自然療法のお話、日常生活をお届けします

こんにちは。アロマトローグのTomomi です。

 
こないだニュースを見ていたら
フェイクニュースにご注意を!という特集をしていました。
前にもやっていたな。
 
先日、パリからそんなに遠くないルーアンという
大聖堂が有名な街の化学工場で大規模な火災が起き
真っ黒な煙が空に充満しました。
火災は数日つづきました。
農作物は出荷できない状態で被害は甚大。
周辺住民も健康被害を訴える人も出てきて…。
というニュースです。
 
この事故を受けて、SNSでは様々な情報が飛び交っていたのですが
中には偽の情報も多く、人の不安を煽っているものは
それ、ウソですよー。と警告していました。
 
1つは、水道から汚水が出てくる動画。
もうひとつは、道で鳥がバタバタとひっくり返って死んでる写真。
あたかも、ルーアンの火災でそうなっているかのように拡散しているけれど、
ちゃんと調べると、はるか昔にネットにあげられた映像や写真を
どこからかとってきたものだと判明。
 
これがフェイクニュースというやつなのですね。
ニュースは毎日見ていませんが、見るたびにこういう特集を見かけるので
しょっちゅう警告しているのかも。
 
私なんかは完全に騙されそうです。
でも、ちゃんと調べる方法があるとは知りませんでした。
(写真がどの記事で使われたのか検索出来るのです。
その日の鳥の写真は2011年にアメリカですでに使われていました。)
 
フェイクニュースではないのですが(これは日本語の話)
「コーヒーをやめると、肝臓の毒素が放出され
一時的に多汗、頭痛、口の渇き、便秘などがおきますが
4,5日で治り、コーヒーを飲む前よりも調子がよくなります」という記事を見ました。
へー、と思って読みましたが、コメントのほとんどが
「コーヒーはからだにいいんじゃないですか?
医者も言っています。いい加減なこと言わないで!」という感じ。
「こういうフェイクニュースを流すな!」という声もありました。
このコメントも、へー、と思って読みました。
 
ここ数年、コーヒーはからだにいいよ説が出てきて
ついに市民権を得たのだな、と思いました。
その前は、コーヒーはダメ説でしたよねー。
 
コーヒーはもともと植物を単純に加工した飲み物で、昔から口にしてきたので
からだにはそこまで有害だとも思えないし
かと言って、薬のように使われてきた伝統もあるので
常用するものでもないんだろうな、と思っています。
 
コーヒーダメ説は、飲み過ぎによって、カフェインを摂取し過ぎて
ただでさえ交感神経が優位な人に
さらに追い討ちをかけるから興奮してしまって良くない、ということだと思ってます。
人によっては、その時の状況によっては、興奮が必要なこともありますよね。
 
コーヒー健康にいい説は、カフェインが集中力を高め
ポリフェノールの抗酸化作用で「老化が防げ」(色々な効能を一言にまとめました)
心臓血管疾患のリスクが減るとのことです。
 
でも、飲み過ぎはよくなくて、適度に飲めばいいよ、って話ではないでしょうか。
コーヒーそのものには、メリットとデメリットがあるだけで
存在が自体がだめ、いい、ということではないと思います。
だから、どちらの説もうなづけます。
自分がどのようにコーヒーを摂取してきて、どういうからだになりたいかによって
飲んだり、飲むのをやめたりすればいいのでは。
 
チョコレートはポリフェノールが豊富だから健康にいい!
と暴食すれば、太るでしょうね。
太りたくなければやめればいいし、ま、ほどほどにとればいいのでは?
ワインもそうですよね。
健康にいいからと思って飲む人もいれば、肝臓に良くないと控える人もいるわけです。
 
フェイクニュースは、明らかに人を不安にさせることを楽しむ目的で
正しくない情報を流すことで、辞めて欲しいと思います。
でも、コーヒーのような健康情報は、正しい正しくないではなくて
読み手の状況によって判断が変わってきます。
なので、すぐに正しい正しくないのジャッジして書き手を批判せずに
私には向いているのか、向かないのかと、「参考程度」にしたらいいのでは、と思います。
 
私もコーヒー愛好家で、毎日飲んでいますが、辞めてみた時期もあり
その上で今こうしているのです。調子、いいですよ、私は!

これはある日の朝やけ
何事かと思うような色でしたが、火事などではありません!