フランス式免疫アップのお話 ③食べ物編 | フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

パリ在住19年のTomomiが、フランス本場アロマテラピーや自然療法のお話、日常生活をお届けします

こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

 

私はアロマやハーブが好きなので

香りが強い精油入りオイルでマッサージをしたり

多少苦いチンキやハーブティを飲んだりするのも平気です。

でも、旦那と娘は慣れていませんので

香りが苦手だったり、味が苦手だったりすると

どんなに「これ健康になるから!」と言ったところで

やっぱりイヤなんですよね。続きません。

 

自然療法の特徴としては、西洋薬に比べて

不調の改善に時間がかかるということ。

1回チンキを飲んだからといって

数十分で症状が消えることはあまりありません。

むしろ、健康な体づくりのために、日常からとり続けたいもの。

私はそう考えています。

 

なので、家族にはむしろ「食べ物」での健康をはかります。

世の中にはたくさんの「健康な食べ方」があります。

**を毎日食べれば大丈夫!と言う具合に

ひとつの食品の良さを力説して、それを食べれば大丈夫かのような言説もあります。

そういうのの裏には、ひとつの食品を「はやらせて売りたい!」

という企業の思惑があると思うので(それだって経営戦略なのでいいと思います!)

消費者は賢くなって、うまく取り入れていったらいいなと思います。

私の考えでは、ひとつの食品ばかり食べることは、摂取する栄養素が偏るので

もっと全体のバランスを見ないと、逆に不健康になってしまう恐れがあります。

 

それを踏まえていただいて(つまり、以下にあげる食品だけを食べない)

普段のバランスのとれた食品に上手に加えていただいたらいいかなと思います。

 

「免疫力があがる」と言われている食品をざっと挙げますと

*ショウガ

*レモン

*ニンニク

*ハチミツ

*ネギ(玉ねぎ、長ネギなど)

*精製していない穀物(玄米、あわ、きびなど)

*発酵食品(味噌、ヨーグルト、チーズ、甘酒など)

*キノコ類

*野菜

*スパイス、ハーブ

などなど

 

ショウガは、古今東西どの国でも「強壮作用」が期待できる食材です。

一度にたくさん摂る必要なありませんが、食事にちょこちょこ使いたい。

我が家では、生姜の甘酢漬けを作っておき、ご飯のお供にしたり(これ食べるのは私だけですが 苦笑)

ショウガのすりおろし、みじん切りなどで料理のアクセントにすることはしょっちゅう。

ショウガパウダーも常備して、お茶にいれることもあります。

 

本当に体が弱っているー!というときは、梅醤番茶を作ります。(これも私だけですが)

梅干し1個をグラスに入れ、生姜ひとかけのすりおろしと、お醤油少々に

3年番茶(なければお湯でもいいです)を注いで、梅干しをお箸で潰しながら飲みます。

これを飲むとすぐに体がポカポカして、風邪気味のときは楽になります。

 

レモンもなるべく常備している食材です。

不調になったとき、ビタミンCが体の修復の強い見方になりますね。

レモンを絞ってお水に入れて飲んだり、お料理の仕上げにレモン汁をかけたりもしますが

レモンを適当なサイズに切り、水と塩を入れてしばらく発酵させる塩レモンは調味料として大活躍。

塩レモンのパスタとか、とっても美味しいです!

逆にレモンをハチミツに漬けておいて、かじったり、お湯に溶かして飲んだりも好き。

レモンは皮も使うので、必ずオーガニックのものをご用意ください。

 

ニンニクは言わずもがなの「免疫アップ」食材ですよね。

生でプレスしたものは、我が家では使いません。ちょっと刺激が強すぎる。

ですが、炒め物などには必ず使います。みじん切りにして火を通せば、抵抗なく食べられます。

ニンニク丸ごとをホイルに包んでオーブンで焼き、ホクホクを食べる!というツワモノもいますが

私はそこまではしません。理由は、そこまで好きじゃないから(笑)。

やっぱりどんなに健康に良くても、好きじゃない調理法は続けることができません。

今回挙げた食品も、好きなものだけ使っていただければいいと思います。

 

ハチミツ!日本もたくさんの美味しい蜂蜜が出回るようになったと聞いています。

EUは基本的に製造過程で加熱しないので、BIOのハチミツはそこそこの品質だと思います。

(こだわればどこまでもこだわれると思いますが、まずは非加熱でできればオーガニックを)

そのまま舐めてもいいですし、お砂糖の代わりに料理に使ってもいいですよね。

火を入れるとハチミツのメリットがなくなってしまうので、そこは承知して使ってください。

私は、さきほどのハチミツレモンだったり、パンに塗ったり、娘のハーブティーに入れたり

ヨーグルトに入れたりして消費しています。

オーガニック展示会で養蜂家さんから味見しながらお話を聞いて買っています。

 

ネギも、玉ねぎ、長ネギ、シブレットと、いろいろ活躍してくれますよね。

フランスのハンバーグは牛ひき肉100%で作る(というかただ焼くだけ)なのですが

私は日本式でたっぷり玉ねぎを入れます。旦那が玉ねぎ苦手なんですよねー(笑)。

「玉ねぎ!」とわかると退けるので(子供みたい)、大好きなハンバーグに練りこみます。

玉ねぎは、エスニックなサラダやマリネにもよく使います。

カレーやクスクスにも玉ねぎは大活躍ですよね。

長ネギもネギ味噌を作って、ご飯のお供にしたり(これも私だけ)、お鍋に大量投入したり

シブレットも、お味噌汁の上に浮かべたり、冷奴にのせたり。

お分かりかと思いますが、我が家、結構日本っぽいごはん食べています。

 

玄米や発酵食品、キノコ類、野菜などは、特に解説をしませんが、食物繊維だったりミネラルが豊富で

腸内細菌叢を良好にしてくれます。

チーズ、ヨーグルトなど乳製品の発酵食品に関しては、賛否両論があるのですが

私はフランスにいるので、やっぱり摂りたいと思っています。

(フランス人は、大昔から摂りすぎているので控えた方がいいという人が多いのですが)

ただし、発酵食品に関しては、昔ながらのやり方でちゃんと時間をかけて発酵させているもの限定です。

スーパーで安売りしているような発酵食は、大量生産品なので、私の中では発酵食品ではありません。

お味噌でも、お醤油でも、ヨーグルトでもチーズでも、自然発酵のものを選びたいものです。

 

スパイス、ハーブに関しては、最近凝っているというのもあるのですが

いろいろなものが自宅にあり、試行錯誤しながら楽しんで作っています。

どれも消化を助けたり、体を温めたり、という作用があり、毎日のひとつまみが

日々の健康な体づくりに貢献してくれるはずです。

 

他にもいろいろな「免疫アップ」食材があるかと思いますが

お肉もお魚もお野菜もまんべんなく摂りながら、できる範囲で取り入れていただければいいかな、と。

健康は1日にしてならず。ですが

あなたが食べているものが、あなたの体を作っています。

 

 

 
腹八分目にして、消化じゃなく免疫にエネルギーをまわしてあげましょう!
一汁三菜がオススメ🍚