連日、猛暑日(最高気温が35℃以上の日)が続いており、各地で高温注意情報(猛暑日が予想される日に出る)が発表されています

 

注意報や警報とはちょっと異なりますが、これが出された日は外出を控えたほうがいいですよという類のものです

 

熱中症の危険性が高まるのは、気温および湿度が高い時です

 

汗が気化できなくなるので、体温調節がしにくくなってしまうのです

 

 

環境省の熱中症予防サイトでは

 

①湿度

②日射・輻射など周辺の熱環境

③気温

 

を加味された

暑さ指数=湿球黒球温度

(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)

 

を紹介しています

 

 

計算がめんどくさいですが、湿度がある程度定まっていれば温度と相関しますので、だいたい温度により暑さ指数はわかります

 

 

環境省では気温と暑さ指数の関係と一緒に、日常生活での熱中症を起こし得る活動レベルや、運動に関する指針を紹介してくれています

(環境省 熱中症予防サイト:http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php

 

 

 

ちなみに、猛暑日にあたる気温35℃の時には

 

「特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合は中止すべき。」

とされており

 

「高齢者においては安静状態でも(熱中症が)発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。」

 

というように推奨がなされています

 

 

 

 

最近では、校外学習に赴いた小学生が熱中症で死亡したというニュースも流れました(https://www.asahi.com/articles/ASL7K5DNSL7KOIPE01B.html)

 

本当に痛ましいことです

 

予防できるものなら予防したいものですから、せっかくだしてくれている高温注意情報に敏感になりたいところです

 

 

 

 

日常生活レベルでの予防においては、外出を控えるという他、適切な水分摂取が何よりも大事です

 

飲む点滴とでもいうべき、吸収されやすい組成の経口補水液がWHOからも推奨されております

 

自分で作るなら水に砂糖と塩をぶち込めば良いのですが、予想通り美味しくありません

 

塩に砂糖ですからね・・・

 

 

 

市販されている経口補水液「OS-1」ならある程度味の調節をしてくれているので、子供にも積極的にあげられそうです

 

 

 

 

この経口補水液ですが、大塚製薬以外にも様々な会社から販売されています

 

例えば昨年には明治が「アクアサポート」なる商品を発売しています

 

 

 

 

こちらは飲みやすいように、リンゴのフレーバーがつけられています

 

経口補水液ソムリエの僕としてはこのフレーバーが気になります

 

 

 

いくらリンゴの香りをつけたとはいえ、結局入っているのは塩と砂糖です

 

そんなに大幅な違いがあるのでしょうか

 

 

というわけで、皆さんのために僕が飲みましょう

 

いただきます!!

 

 

これはっ!透明な液体からは濃縮されたリンゴの香りが確かに香ってくる・・・

 

ファーストノーズから十分に開いているようだ・・・

 

口に含むとさらにリンゴの香りを振りまきながら滑らかに舌に広がっていく・・・

 

甘美だ・・・・

 

しかしこの滑らかな味わいとリンゴのアタックは長くはない

 

次第に塩味や若干の苦味を感じる・・・

 

これは何だ・・・

 

そうだ、この懐かしい味は、かつて飲んだOS-1で感じた確かな経口補水液感(KHK)

 

ただ、一瞬残念に思いつつもこの液体を喉に流して気づかされた

 

リンゴがまだ残っている・・・

 

酸味だけでなく、リンゴの香りが広がることによって、どこかパイナップルのような南国の雰囲気すら感じさせるのである

 

あの汗を流した青春の甘酸っぱさが切なく蘇ってくる

 

この飲み物は、まさしく部活動に勤しむ日本の中高生の汗の輝きである

 

体に馴染むこの液体は、鼻腔に十分な満足感を残してくれることだろう!!

 

 

※使用者の感想です

 

 

 

 

 

まぁ経口補水液は経口補水液です

 

神の雫みたいなワインギャグ漫画の一節程度に思ってみていただけたらと思います

 

 

まぁでもリンゴ味の方が子供には好まれそうな気がします

 

 

リンゴなんて子供っぽいものを飲んでられるかという人にはリンゴ味じゃない方をオススメしておきます

 

 

あれこれ書きましたが、適切なタイミングで、適切な量の水分補給をしていただければ、何を飲んでいただいても結構です

 

なんにせよ選択肢が増えるというのは消費者にとっては嬉しいことです

 

 

 

 

今年の夏は、様々な土地で大規模な災害にも見舞われました

 

まだまだ片付けや日常生活を取り戻す作業をする上で、屋外も屋内もないという生活を強いられている地域もあるかと思います

 

例年以上に、熱中症にくれぐれも気をつけて夏を乗り切って欲しいと思います