My Dance History -⑫初めてのオーディション | HulaとHawaiiの日記

HulaとHawaiiの日記

1995年にハワイへ移住。フラを中心としたハワイでの生活日記です。

 

フラを初めて来年で30年。

私は幼い頃から踊りをしていたので

踊り始めてからは今年で46年(笑)

自分の人生の中で踊るという事がほぼほぼ占めている。

30年を目の前にして、私のDance History を

気ままに書いてみようと思う・・ 

⑪を読まれていない方は、こちらから先にどうぞ。

 

 

 

 

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⑫初めてのオーディション

 

クラスメイトの中に一際美しく、完璧にどんな踊りも

踊りこなすダンサーがいました。

クラスメイトとは、ほとんど会話をすることは無いけれど、

私も、そして皆も、彼女の事を一目置いていて、

先生方もその実力を認めていた。

(学校を卒業後は、女優さんとしてTVに出ているのを見たので

芸能事務所に所属したんだと思う)

 

初めてのオーディションは、

学校内のポスターで見かけた

テーマパークのダンサー募集。

短期のシーズンバイトですが、

ダンサーのバイトができる程

嬉しい事は無いので応募してみました。

 

オーディションの当日。

初めてのオーディションに少し緊張しながらも

会場へと向かいます。

駅から少し歩く会場には、

いかにもオーディションを受けに来た

ダンサーの行列ができている程。

オーディションは、2日間に分かれて行う程、

沢山のダンサーの応募があったそう。

 

こんなに目指している人がいるのか。。。と

まず、その多さに驚く私。

 

受付を済ませて、控室に向かうと、

たぶん200人以上のダンサーが

いや、

もっとかも知れないけれど 

ストレッチをしたり準備万端。

 

その中に 私のクラスメイト数人と、

一目置いているその彼女の姿もありました。

 

勿論、ライバル同士なので

全く会話の無い中、

自分の番号を呼ばれるのをひたすら待ちます。

 

番号を呼ばれて、

扉を出ると20人の

ダンサーグループの1人でした。

 

誘導されるままに 稽古場に行くと、

早速、インストラクターからの

振り写しが始まります。

 

3回の振り写し、

覚える事自体は、私にとっては簡単だったけれど

かなりの長さがあって、

技術的にも難しかったと記憶している。。。

 

3回の振り写し後に、

インストラクターの指示で

次の会場へ進むとそこが、

もうオーディション会場でした。

 

20人のダンサーに10人の審査員。

踊るのは、1度のみ。

 

あっけなく終わりました(笑)

 

後日、学校に合否の連絡が届きます。

 

私は何とか合格の通知を頂きましたが、

一目置いている彼女の名前はありませんでした。

 

後日、指示された時間に

衣装合わせの会場へ行くと

私が受かった理由がわかりました。

 

背丈も見た目の似たような感じのダンサー達が

同じように採寸を待っていました。

 

どんなに長いダンス歴だろうが、

どれだけ素晴らしいダンサーだろうが、

それは、全くではないかもしれないけれど、

ほとんど関係ないように思えた。

 

詳しい事は、

書けませんが、

そんな理由がそこにはありました。

 

 

ダンサーという事を仕事にするという事は、

自分が考えていた以上に アートの様な、

自由さは無く、型にはまったものなんだなぁ~と

実感したオーディション。

 

いや、飛びぬけた才能の持ち主であれば、

自分を貫き、進んでいけるのかもしれない。

でも、そんな才能を持つダンサーは、ほんの数人。

 

大勢のダンサーの1人の私。

私は、何を目指しているのだろうか??

 

そして、これから益々、

色々な葛藤と戦うダンスの世界に

突入していくのです。

 

 

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