常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

アボガド

2019年12月05日 | 日記
降る雪のをりおり隙をひろげ舞ふ 井沢 正江

外はしんしんと降る雪になった。例年に比べると早い雪である。まわりに見えている山々は、すっかり雪雲が隠し、空からは休みなく雪が降っている。思えば、この一年はやろうと思っていた懸案を、ひとつひとつ確実に実現できた年であった。山登りも一年を通して、計画通り行うことができた。

ハーブやズッキーニ、八百屋で買って食べるには、手が届かなかった野菜作りも草
の勢いに敗けそうになりながら、どうにか食卓をにぎわすようになった。シャンツァイも、春の花の前、秋になって落ちた実から生える秋物。雪が来るまで、独特の香りの野菜を楽しむことができた。

シャンツァイで見つけた新しい味は、アボガトと合わせたサラダだ。作り方はあくまで簡単。角切りにしたアボカドに細かく切ったシャンツァイを混ぜ、適量の塩昆布、ゴマ油で合わせるだけだ。シャンツァイの香りとゴマ油が、アボガトのうまさを引き出してくれる。

雑草に交じって成長するシャンツァイが、これほど食卓を豊かにしてくれるとは。今年発見した、野菜づくりの新しい楽しみである。ヤーコンも、親せきの近くで10年近く栽培してもらい、今年が最後である。細く千切りにしたヤーコンのサラダも忘れられない味になった。

来年からの野菜づくりは、関東に住む娘や孫たちの故郷の味を届けるための、貴重な時間になる。故郷の味を通して、家族の絆はつよくなっていく
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