『自動車車検証がICカード化へ向けて実現か』 !! | “ Ackee ” の ブログ !! (b^-゜)

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前回に引き続き 『ノンセクション』 関連 のBlog更新と参ろう。

さて、今このBlogをご覧に為られている、

多くの読者の皆様に於かれても、

マイカーを所有されている方が多い事だろう。

そして車に必ず所有していなければならない代表格として、

『自動車検査証』 即ち車検証が挙げられる。

(クルマを運転する上で、

絶対に携行しなければならないものが、

『自動車車検証』 。)



(現行タイプの車検証。A4版の紙媒体サイズ。

長年見慣れた紙媒体での車検証であるが、

これが令和05(2023)年01月<予定>から、

国際規格に準拠する規格に大きくチェンジする。)


車検証とは、自動車が保安基準に適合している事を証明する書類で、

規格はA4判サイズ(210㎜×297㎜)である。

車検対象自動車毎に交付され、所有している自動車に関する、

情報が細かく記載されていて、車検や街頭検査

(保安基準不適合車を排除する事を主とした検問)

の際等の他に、車両の状態が車検証記載通りであるかの、

確認が行われる際の証明書=証文の意味合いを持つ。

車検証には 「Aタイプ車検証」「Bタイプ車検証」 の2種類が存在し、

Aタイプ車検証とは、 「所有者」「使用者」 の欄があり、

所有者と使用者の情報が記載されているタイプである。

上部に 「A」 と記載が明示され、

「使用者」 欄に 「***」 の記載がある場合は、

所有者と使用者は同一と言う意味を表している。

Bタイプ車検証とは、 「所有者」 欄がなく、 「備考」 欄に信販会社等の、

所有者情報の記載があるタイプで、

上部に 「B」 と記載が明示されている。
但し 「備考」 欄に記載された所有者情報は、

変更があってもお手元の車検証はそのままの状態の為、

最新の情報ではない可能性が高く、

また手続きを行なう際に 「登録識別情報」 という、

6桁の英数字を組み合わせた、パスワードが必要になり、

所有者の確認を取ってからの手続きが不可欠であるタイプだ。

(Aタイプ車検証。所有者と使用者の欄が設けられ、

所有者に関する記載があるもので、

自動車検査証の枠外左上の番号欄に、

5桁の数字に続いてアルファベット 「A」 の標記があるもの。)




(Bタイプ車検証。自動車検査証に所有者欄が無く、

使用者欄のみが設けられ、

備考欄に自動車検査証発行時の所有者、

例えばリース会社などの情報が表示されたもので、

自動車検査証の枠外左上の番号欄に、

5桁の数字に続いてアルファベット 「B」 の標記があるもの。

「備考」 欄に記載された所有者情報は、

変更があってもお手元の車検証はそのままの為、

最新の情報ではない可能性がある。

手続きを行う際に 「登録識別情報」 という、

パスワードの様なもの(6桁の英数字)が必要になり、

所有者に確認を取ってからでないと手続きが出来ない。)


何れにせよ自動車を運行する際は、

車検証を必ず自動車に積んで置かなければ為らず、
道路運送車両法・第66条の省令により、
「自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、

国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、

運行の用に供してはならない。」 と明記されている。
因みに検査標章とは、自動車のフロントガラスに貼る、

車検有効期間記載のステッカーの事である。

これまで読者の皆様に於かれても、マイカーや会社の社用車の

車検を受けた場合、検査が終わってから新しい車検証が届くまで、

約一週間の期間を要し、それまで仮の車検証ステッカーを、

フロントガラスに添付して車検の審査を受けた証として、

対処されてきた事だろう。

しかしこれが今後は、

ICチップを埋め込んだカードに電子化される予定で、

これに伴い一部の自動車の手続きについては、

インターネット上で手続きが完了する方向性で、

検討されている との事だ。

国土交通省に因ると、 自動車検査証(車検証)の、

電子(ICチップ)化を、

令和05(2023)年01月に導入予定 であると発表している。

これは、自動車保有に関する行政手続きをオンラインで、

纏めて申請出来る様にするための、

ワン・ストップ・サービス(OSS)の導入 に向けた取り組みの一環で、

電子化が実現すれば、整備事業者等が管轄の運輸支局への、

出頭が不要になる等の大きなメリットがあると言う。

OSS自体は既に平成17(2005)年にサービスを開始して以来、

徐々にその対象地域を拡大してきた。

しかし利用率が、新車新規登録に於いても、

1%にも満たない県がある等、

地域によって大きな差。バラつきがある。

そこで車検証を電子化する事で、

その利用と普及率を向上させる事を目指す と言うのだ。

(ICチップ化された自動車検査証の予想イメージ意匠。

券面には、使用者の氏名、自動車登録番号、

車両番号、車台番号、その他諸元等、

従来の紙の車検証に記載されていた項目から、

住所や有効期限を除いた項目が印字される予定。

特徴としては整備事業者の情報や整備履歴、

自動車保険情報、車関係のポイントカード情報等の他、

車両に不具合が発生した場合に、

点検や整備記録を過去に遡って調査し、

原因を突き止める事も出来る様になるという。)


国土交通省内の、 「自動車検査証の電子化に関する検討会」 が、

スタートしたのは平成30(2018)年09月で、

車検証の電子化に向けた基本方針や技術要件の検討、

電子化された車検証のICチップ空き容量の利活用の検討等、

定期的に議論を重ねてきた。 

それに並行して、 車検証の電子化に向けた法整備も実施し、

令和元(2019)年05月に公布された、

道路運送車両法の一部を改正する法律に於いて、

車検証の電子化についての条文が新設されている。

この改正法は、公布日から4年以内で、

遅くとも令和05(2023)年05月までに施行する必要があるため、

国土交通省は前倒しして準備を進める 方針だ。

車検証を電子化するメリットはオンライン上で、

自動車関連の申請が出来る事にある。

例えば、ドライバーが車検を整備事業者に依頼した場合、

これまでは新旧車検証の交換や、検査標章受領のために、

整備事業者が運輸支局などに出向いて手続きをする他なかった。

しかし、電子化が実現すれば、整備事業者は、

ICチップに入った情報を読み取り、

しかも施行後にはオンライン上で申請する事が可能になり、

時間や労力と言った負担が大きく軽減される。

(現在使われているICカードは、接触型と非接触型がある。

接触型とはカード端末機のリーダ/ライタ端子と接触する、

モジュール端子を持つタイプでカードと、

端子が直接接触して通信を行う。

確実な通信を行える接触型は主に、

より堅牢なセキュリティが求められる決済や、

認証の分野でよく使われている。

一方の非接触型とは、カード内部にアンテナの役目を果たす、

コイルが内蔵されて居り、端末のリーダ/ライタから発生している、

磁界にカードをかざすと無線通信でデータのやり取りが出来る。

SuicaやICOCAに代表される鉄道改札や入退室管理、

住民基本台帳番号カード等、

より利便性を求められるジャンルで活用されている。)



(国土交通省では上記の活用方法に限らず、

広くアイデアを募集中しているとの事で、

必ずしもこれで決定とはならない。

車検証のICカード化によって想定される利便性.

オンラインでの車検申請により、

整備業者は運輸支局への出頭申請が不要となる。)


また、車検証のICチップには空き容量があり、

その部分に車両情報

(モデル・グレード、車体番号の位置、塗色等)、

整備事業者の情報や整備履歴、自動車保険情報、

車関係のポイントカード情報等を記録する事も可能だ。

どの様な内容が記録されるかは現在検討中であるが、

例えば、車両に不具合が発生した場合に、

点検や整備記録を過去に遡って調査し、

原因を突き止める事も出来る様になるという。

(今後予想される車検証のICカード化により、

自動車整備業者関係者にとっては、

これまでの車検システムが大きく替わる事になる。)


しかもドライバーにとっての 最大のメリットは、

これまで別々に管理していた車検証、自賠責保険証、

車関係のポイントカード等(詳細未定)が一体化して、

携帯や保管が容易になる事 が考えられると言う点だ。

また電子化された車検証は、銀行のキャッシュカード、

クレジットカード、運転免許証等と同じサイズ

(85.60×53.98×0.76mm)となる予定で、

このサイズは身分証明書カードの形状を定めた、

国際規格に準拠している。

従来の紙の車検証に比べるとコンパクトになるため、

財布等に入れて携帯 する事が出来る。

また券面には、使用者の氏名、自動車登録番号、車両番号、

車台番号、その他諸元等、

従来の紙の車検証に記載されていた項目から、

住所や有効期限を除いた項目が印字される予定だと言う。

国土交通省は今後、自動車の登録や抹消、

車検などに関する情報を一元管理する、

自動車登録検査業務電子情報処理システム

(MOTAS)の改修 を実施し、

システムの設計・開発、テスト、実証実験を行なって、

令和05(2023)年01月からの導入を目指す方針だ。

また、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、

他の行政手続きとの連携も検討していくと言う。


(これまでの紙媒体による車検証交付の場合、

車検審査を通過した後、正規の車検証が届くまで、

仮の車検証で繋いでいたが、

今後はIC化により今後はこの様な繋ぎは消滅になりそうだ。)


これまでの車検証等も含め、

言わばこう云った公的な手続き関係は、

全て紙媒体による交付が常道であった。

しかし平成から令和へと時代は替り、更なる公的業務の効率化、

及び迅速化は長年の庶民の要望でもあった。

更には 労働環境の変化に伴う働き方改革や、

地球環境に配慮したペーパーレス化、電子政府化を目指す、

国や政府一体による改善推し進めの一環 でもある。

何れにせよ、車検証のICチップ化により、

これまでの 紙媒体による車検証であるが故、

車検や定期点検の度に整備手帳の中に入れては、

がさばると言った事が今後無くなるだけでなく、

整備側にとってもこれまでの管轄である陸運支局への届け出が、

今後不要となるのは大きな前進 と言えよう。

また今後新しく交付されるICチップ化される車検証が、

銀行のキャッシュカード、クレジットカード、運転免許証等と同じく

国際規格に準拠し、携帯かつ財布に収納出来る点は、

大きなメリットで前進でもある。

実施まではもう少し先にはなるが、

果たして実施日を迎えたその暁には、

整備点検及び車検に対する意識がどの様に変化して行くのか…。

注目すべき点になりそうである。

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JG7MER / Ackee