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町の修理屋さん

2019-09-05 00:38:11 | Weblog

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金具が疲労骨折?!ならぬ、摩耗して折れてしまった金具取り換え
 
とても使い易い、各サイズのポケットいっぱいのショルダーバッグが蘇った!
 
踵の刺繍と履き心地が気に入った靴も蘇った。
 
 
 
街の真ん中に住んでいた時には、都会の修理屋=地下街にある所へ持って行ったら
 
とんでもない値段を言われたので、バカらしくて持ち帰り、その内に直そうと思い
 
もう、一年以上靴入れに保存していた短ブーツ。
 
 
踵を直すだけで、3千円とか!!
 
目玉が飛び出たわ~~~~~!!
 
このブーツ、一回履いて歩いただけで、踵のゴムの片方がとれちゃったのだった。
 
多分、売れずに長くお店の棚にさらされていたのだろう、と言う事で
 
新品でも傷んでいる事があるのだそうだ。
 
売れ残る、と言う事は、私の趣味が変わっていると言う事かな?
 
 
前は街のど真ん中、今は札幌駅からバスで15分の昔からの町に越して来たら
 
直ぐ近くに「靴、カバンの修理屋さん」が有るのが分かって
 
試しにお値段を訊いてみたら、普通のハイヒールの踵なら、両方で700円
 
ブーツの踵なら800円、冬用で900円との事なので、冬用のに替えて貰った。
 
 
踵が取れてしまった所の皮が捲れていたのも、綺麗に接着してくれたし
 
値段も適性で、本当に有り難いと思った。
 
 
オーストリッチのバッグは、もう十年以上前に買ったものだけど、金具が壊れて
 
これも、いつかは直して貰おうと思っていたのが直ったので、とても嬉しい。
 
 
ここは札幌の発祥の地みたいな所で、古い町だから
 
「町の修理屋さん」みたいなお店が有る。
 
多分、70代後半位の少々足の悪いおじいちゃんが一人でやっている。
 
跡継ぎは居るのかなぁ?!
 
昔は、靴でもカバンでもお鍋でも、直せる物は何でも直して使ったものだけど、
 
アメリカ型の「消費社会」が押し寄せて、修理せずに新しく買う風潮に変わった。
 
 
「安物買いの銭失い」
 
良い物を大事に長く使うのが日本の伝統だったのに、何でもかんでも捨ててしまう。
 
その結果、修理屋さん等の職人は減り、技も劣って行き、寂しい世の中に成ったものだ。
 
 
父は発明家で、何でもできる人だったから、戦後直ぐには、写真館の手伝いをしたり
 
次には「時計の修理屋さん」で大変な評判に成って、名寄在住なのに、北海道中から
 
わざわざ汽車に乗って、お客さんが来たのだそうだ。
 
その仕事で、いつもルーペを付けていたので、乱視に成ったと言っていた。
 
 
私が産まれる一年前に札幌に出て来て、山田風力電設工業所をやるまでは、
 
「職人さん」もやっていたのだった。
 
家も設計して非常に立派な家を建ててしまうし、と思ったら、私が産まれる前には
 
他界していた祖父が、京都の宮大工だったと聞いて、なるほど!!と思ったのだが
 
頭が良くて、手先が器用で、創意工夫の出来る人間が好きである。
 
 
父の家系は、元々は武家だったそうだが、明治維新後には色々な職業に就いたらしい。
 
刃物を扱うのが上手いのも、遺伝子のお蔭なのかな?
 
 
創意工夫の出来る人が増えて行けば、日本国は強く成れると私は思うので
 
もっともっと、職人が増えて行くといいのに!
 
 
職人の地位が上がる事は、大事な事だ。芸術家もね。
 
机上の空論ばかりが得意なホワイトカラーだけでは、国は成り立たないし
 
国を危うくする政治家は、まるっきり必要ない。
 
 
 
本物の優秀な政治家も産まれて欲しい。
 
 
 
 
 
 
 
 

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