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カテゴリ:秋田県 勝手に観光案内
男鹿国定公園、男鹿半島・大潟ジオパーク
男鹿市加茂青砂のカンカネ洞は、男鹿半島の海岸にいくつかある海食洞の中でも最大といわれています。 海食洞(海蝕洞)とは、岩が波浪によって削られて形成された洞窟のことで、有名なところではイタリアの「青の洞窟」、西伊豆の「堂ヶ島天窓洞」などが挙げられます。 カンカネ洞は、有名処と比べると規模は小さいですが、日光の入り具合によっては結構神秘的になります。 前回もご紹介した通り、この洞窟は集落の目の前にあり、雪がない季節であればアクセスは容易です(スニーカーを履いていってね)。では、洞窟の中へイン 一番奥の方を撮っています。 波浪によって形成された洞窟なので、奥行きはありません(幅よりは奥行きが長い)。すぐ行き止まりとなります。 海が荒れると奥まで海水が入り込むのでしょう。礫によって埋め尽くされています。 海の方を見ると、潮だまりができています。 いまいち神秘的とはいきませんでしたが、海とつながる洞窟はそうそうお目にかかれません。 お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、駐車場から歩いて、陸続きの穴に入り、海のほうを眺めるとそちらにも穴が開いている2穴の海食洞… この海食洞には天窓が開いているのです いつの時代のことかは分かりませんが、天井の一部が崩落し、天窓が出来ているのが特徴です。 真下に巨岩が転がっているので、落ちてきたのはそれかなあ? 海側の穴が2つ開いているので、他の例がいくつあるのかは分かりませんが、世にも珍しい「天窓付き・4つ穴の海食洞」です。 岩の隙間から、加茂青砂の集落が見えます。 潮が出入りする音だけが聞こえる洞内。 (赤い円はレンズのゴースト) ドライブの若い男の子2人も洞窟に遊びに来ました。人と比較すると、開口部が大きいことがよくわかりますね 一般的な観光ガイドにはあまり載らない(ジオパーク関係のガイドには載っています)穴場のスポット。公共交通ではやや行きづらい場所ですが、マイカーで男鹿西海岸を走行される際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか 男鹿国定公園 男鹿半島・大潟ジオパーク 加茂青砂の「カンカネ洞」 秋田県男鹿市戸賀加茂青砂地内 暖かい時期に訪問されることをおすすめします 入口・洞内は未整備(自然のまま)のため、動きやすいシューズを履き、怪我しないよう注意して下さい。入口には大きな段差があります。 危険 洞窟の上には上がらないように 列車・バスでのアクセス JR男鹿線「羽立駅」より、男鹿市自主運行バス男鹿北線(定時運行)「男鹿水族館ゆき」に乗車し、終点の「男鹿水族館」で、男鹿市自主運行バス加茂線(予約運行)「加茂ゆき」に乗り換え、終点下車。 なお、加茂線(男鹿水族館~加茂)は通学輸送に特化した時刻設定のため、一般的に観光に適する時間帯には帰りの便がありません。男鹿駅から観光タクシーフリープランを利用してカンカネ洞への立ち寄りを希望されるのが良いでしょう。タクシープランの予約は男鹿市観光協会まで。 マイカーでのアクセス 男鹿市街地より、海沿いにおよそ30分~40分。 男鹿水族館より、南へおよそ10分。 集落の入口には案内看板がありますので、そこから坂を下り、防波堤沿いを奥へ進むと駐車場・トイレがあります。 駐車場からもう見えます。
さて、ここ加茂青砂には分校がありました。 木造校舎が残っているので、外観だけですが見に行ってみました。 以下、次回! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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