【小説】支払いはステーブルコインで 瀬奈社労士探偵事務所 第7話⑤ | 節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ

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転職により、大幅な年収ダウン しかし節約の本も出している著者は違った!!いかに生活費を押さえ、楽しく生活していくのかを実践してきた節約アドバイザーの著者が今度は節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのこと語ります。



第7話 わすらるる企業年金連合会


 

★翔子の仕事力

 

 

 

 瀬奈は驚いた、ちょうど瀬奈の友人が会社を立ち上げることになり、社会保険の加入手続きの仕事が入って来て、翔子に手伝ってもらっていたのだ。


 その仕事の正確さ、スピードは想像を遥かに超えていた。

 

 指示をする瀬奈の方が追いつかないほどだった。

 

 

 

 とにかくパソコンのスキルが高い。話すよりもタイピングの方が早い。

 

 いつもなら、陽菜にお願いすると半日はかかる仕事が1時間で終わってしまった。

 

 

 

「あら、これで終わりでしょうか? ではコーヒーでも用意しますね」と翔子は奥へ入って行った。

 

 瀬奈はこれはとんでもない事になったと心底驚いていた。

 

 

 

 翔子が事務所に来てからというもの、どんな仕事も簡単にさっと終わらす翔子を見ていて、さらに信頼を増していく瀬奈だった。

 

 

 

 ある日、陽菜がやってきて、「最近、私に仕事がないんだけど、どういう事?」と突然、詰め寄ってきた。


 瀬奈は会田さんがやってきて、ものすごく助かっていること。有能で完璧に仕事をこなすことを陽菜に自慢気に話した。

 

 

 

「そう、でも私にもプライドがあるの、この事務所を手伝ってきたっていう自負があるの、それを新しい事務員が来たからって私をポイ捨てするつもり?」と苛立って陽菜が言った。

 

 

 

「おいおい、ポイ捨てっていうなよ、別に必要としていないわけじゃないぜ、ただお前よりも優秀なのは確かだ」と瀬奈も正直に答える。

 

 

 

「そんなのはわかってる!!もういい、自分で自分の仕事は取ってくる。それなら文句はないでしょう!!」



 

「もしお前が自分で仕事を持ってきたら、その仕事は受けてやってもいいぞ、ただし、受けられない仕事もあるからな、それは覚えておけ、俺に相談しないで勝手に引き受けてきたら、最後まで責任を持てよ」



 

「わかってる!!」と言って陽菜は事務所から出ていった。


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