令和2年3月30日(月) 【旧 三月七日 先負】春分・雷乃発声(かみなりすわわちこえをはっす)

くろ雲はこの都市をおほはむとして春のいかづちとどろきにけり
  ~斎藤茂吉

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 今日は七十二候の第12候「雷乃発声(かみなりすわわちこえをはっす)」。二十四節気「春分」の次候にあたります。雷の季節ということですが、春雷は夏の雷とはメカニズムが違います。寒冷前線が通過する際にこれに南からの暖気が勢いよく流れ込んで発生するもので、春雷は一、二発鳴り響いて収まってしまうことが多いそうです。一昨日は25℃近くまであった東京の気温が、昨日は一転して季節外れの寒気に覆われたようです。寒暖差が20℃もあると体調維持が大変ですが、今は特に風邪なんてひけませんよね。

春の雷《かみ》いみじく鳴りてすぎしあと暗き湖《うみ》べにわれひとり立つ
  ~古泉千樫 『屋上の土』

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