大丸梅田店の「生理バッジ」中止問題

Sookyung AnによるPixabayからの画像NEWS

以前取り上げた記事なのですが、結局生理バッジというシステムは賛否両論がある中、中止とする流れになったようです。

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以前私が取り上げた記事はこちら。

女性従業員の生理バッジは必要か不要か議論について。
最近、巷(ちまた)で話題になっているようですが。大阪の大丸梅田店の一部の売場で生理中の女性スタッフが「生理バッジ」を胸に着けて接客を行っているというニュースです。男性には分からない辛さ残念な事に男性...

中止にはなったものの、トライアンドエラーが受け入れられる社会に?

この初めての試みにより、女性の生理問題が社会的に取り上げられるようになった事は物凄い進歩だと思います。

実際に大丸梅田店の現在はスタッフ同士で意思表示できる別の方法を継続しているという事なので、中止になったとは言え良き結果に進んだようです。

この結果に専門家は?

このように短期間しか実験が出来なかったことに対して、慶應義塾大学の若新雄純特任准教授のコメントは

若新雄純特任准教授
若新雄純特任准教授

研究でも仮説と検証がなければ成り立たない。それなのに、数日だけでありかなしのジャッジがいきなり求められるのは酷だ。

と仰っております。

確かに初めての試みとして、どのような結果になるかを始めたものの批判の方ばかりを受け止めて、結局すぐにやめてしまうなら意味が無いとも言えます。

若新雄純特任准教授
若新雄純特任准教授

日本全体に、“これはお試し期間中です”のような感じで、失敗すること、批判も含めて意見を集めることへの余裕がないと、何もできない。

このように日本全体がもっと新しい試みを暖かく見守る文化が無さすぎるので、「出る杭は打たれる」のことわざのように、結局バッシングを受けて何も変えられないのかもしれません。

若新雄純特任准教授
若新雄純特任准教授

トライ・アンド・エラーが受け入れられる社会になればいい。加えて言えば、よほど学校の保健体育の授業が酷いとも言える。

なぜ日本はチャレンジする者の足を引っ張るような文化なのでしょうか。

そもそも正しい情報を知っているのすら疑問

結局、義務教育でもほとんどこの課題には触れなかったと思います。

- wezzy|ウェジー
ウェジー

ですので、そのまま女性の生理現象をよく分からないまま社会人になっている為、よく理解出来ない大人も多いのでは無いでしょうか。

男性には何となくそういうもんなのだなとしか抽象的にしか捉えられないし、そもそも一生経験する事もない現象なのですから。

そんなものは甘えだとか色々言われることの多い世知辛い世の中だと思います。

だからこそ、もっと大人たちが理解する必要があるのではないでしょうか。

そもそも世の中で生理の話をすると炎上するから、めんどくさいから自粛しようとなってしまい、それが理由で中止したのだとしたら残念ではあります。

大丸梅田店、「生理ちゃんバッジ」を再検討へ  働きやすさのため - BBCニュース
生理中の従業員にバッジの着用を呼びかけた日本の百貨店が、取り組みを「検討し直す」ことになった。広報担当者はBBCの取材に対し、「お客様に生理の情報を共有する意図は一切なかった」と説明している。

結局は日本の教育が悪かったとしか言えないのでは無いかと思います。

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