Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日は沖縄慰霊の日 平和の詩

2019年06月23日 20時34分45秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 「平和の詩」
沖縄県糸満市立兼城小学校6年 山内玲奈
  本当の幸せ
青くきれいな海
この海は
どんな景色を見たのだろうか
爆弾が何発も打ちこまれ
ほのおで包まれた町
そんな沖縄を見たのではないだろうか
緑あふれる大地
この大地は
どんな声を聞いたのだろうか
けたたましい爆音
泣き叫ぶ幼子
兵士の声や銃声が入り乱れた戦場
そんな沖縄を聞いたのだろうか
青く澄みわたる空
この空は
どんなことを思ったのだろうか
緑が消え町が消え希望の光を失った島
体が震え心も震えた
いくつもの尊い命が奪われたことを知り
そんな沖縄に涙したのだろうか
平成時代
私はこの世に生まれた
青くきれいな海
緑あふれる大地
青く澄みわたる空しか知らない私
海や大地や空が七十四年前
何を見て
何を聞き
何を思ったのか
知らない世代が増えている
体験したことはなくとも
戦争の悲さんさを
決して繰り返してはいけないことを
伝え継いでいくことは
今に生きる私たちの使命だ
二度と悲しい涙を流さないために
この島がこの国がこの世界が
幸せであるように
お金持ちになることや
有名になることが
幸せではない
家族と友達と笑い合える毎日こそが
本当の幸せだ
未来に夢を持つことこそが
最高の幸せだ
「命どぅ宝」
生きているから笑い合える
生きているから未来がある
令和時代
明日への希望を願う新しい時代が始まった
この幸せをいつまでも

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2 コメント

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沖縄の小学生だからこその (通りがかり人)
2019-06-24 06:37:05
切実さのこもった詩です。あふれ出た願いです。空も海も見たことを語りかけはしないが、わかるのですな。殺し合う空間にしてしまうことも、人はえらい人のゴーサインひとつで出来るのですな。この詩は願いですな。島民の血を引く子供たちの。永遠の。
通りがかり人様 (Fs)
2019-06-25 01:00:56
コメントありがとうございます。
転載してコメントを寄せてもらうとありがたいです。

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