和歌山県まんが等を活用した薬物乱用防止啓発事業「凛の選択」
に対する情報公開資料が届きましたので皆で情報をシェアしたいと思います。
今回も非常に香ばしい事実が発覚しました。
報告にあたり、いくらかの資料をアップしておきます。
契約金は99万円。これは相場的に高いのか安いのか妥当なのか。この漫画は19ページ、ネット公開と和歌山県内中学校にて24,177部配布だそうです。アニメ化もグッズ化もないでしょう。自分的にはこの額に関しては妥当と思います
打合せ内容では大麻は一回の使用量が0.5グラム位。値段は5,000~10,000円。
このマンガでは、大麻を覚えた主人公凛ちゃんが急激にやつれ依存症体質になっていくシーンがあり、それに対して多くの人が違和感を覚えたと思いますが、打合せ時記録に「また、当課から大麻ではないが、薬物依存者を実態を撮った本があるので、参考にして欲しい」とリクエストがあった事が判明しました。
これ、おかしいでしょ?
何故大麻と関係のない薬物依存者の実態を撮った写真を参考にするようにリクエストしたのでしょうか?大麻にそのような作用があるならばその実態を参考にしてとリクエストするのはわかりますし、凛ちゃんが大麻以外の薬物に手を出してそうなった、というストーリーでもまだわかります。大麻を吸った凛ちゃんが、大麻とは違う薬物依存症のようになった=大麻は危ない、とはならないでしょう。
マンガのネタとなった事件は、
平成31年2月5日報道 福井県中三男子大麻所持事件
平成30年10月5日報道、京都山科区中学校3年生大麻所持事件
ですね。
インターネット等で大麻に関する誤った情報が広まったために大麻の乱用が増えた、という事の対策に「大麻とは関係のない薬物依存者を大麻の漫画の資料として渡して大麻怖いよ系マンガを描かせる」という事を和歌山県薬務課が行っている矛盾。
これに対しては問い合わせをします。こうご期待。
ちなみに先般亡くなられた大御所、矢口高雄さんは大麻をこのように表現されていました。
私たちの周りに生活用品、薬草として存在していた身近な守り神として。