みなさんこんにちはHANDLERです。
新型コロナウィルスが「TOKYOオリンピックの開催中止!?」という勢いにまで拡大して来ました。
まさかそんなことあるのか?
僕などの知識ではインフルエンザのように、冬の間だけ流行する季節病のちょっと怖い盤という風に思っていました。
トイレットペーパーがデマによって買い占められる始末は、僕が子供の頃起きたオイルショックの時以来でしょうか。
日本人はもっと利口だと思っていましたがそれほどではないようです。
表題の重要なお知らせです♪です。
お久しぶりで皆様いかがお過ごしでしょうか、僕は元気でやっておりまして(笑)
ブログの更新がなかなかできずほんとうにごめんなさい。仕事が忙しいというのが一番の事情なのですが、そろそろ公に発表できる頃合になりまして、久しぶりのブログ更新となりました。
重要なお知らせというのは、この度HANDLER Inc.の新店舗工房を計画しております。
今までの工房は僕の実家の一室という構えで、商談に出かけてくださった皆様にはなんとも心苦しい心境でありました。
これまではそういう状況にあっても納得のいく刺繍ができれば、結局はお客様の満足も得られるだろうという風に考えていたところもあり、「建前より技術」に重きを置き日々作業に勤しんでおりました。
とはいえ商品にかける思いが勝っていてもトータルで事を考えたときには、商品の雰囲気作りに店舗もしくは工房がより重要になり、これを準備することによって、商品や作品といったものづくりの物語(ストーリー性)がより明確になることは、ずっと以前から考えていたことでもありました。
その想いがようやく、ほんとうにやっとのことで準備ができることになりましたのは、僕のものづくりに共感してくださった皆様のおかげであります。御礼申し上げます。
場所は群馬県桐生市になります。
群馬県という県は県内各地で養蚕(絹糸生産)が盛んで、現在の所在地である伊勢崎市もそうですが、桐生市はなかでも織物が盛んな地方で、僕ら業界人が使う「糸偏:いとへん」企業が集中しているところです。
織物から刺繍や捺染といった衣類を扱う工場工場が多い地域です。
桐生市を選んだ理由のもっともなところは素材の仕入れ地ということと、協力工場も桐生市に集中しているので、現在の通いに費やす60分を短縮できる。
なんと言っても桐生市は刺繍業界の中心地であることです。
ちょっと堅苦しい感じになってるのでいつもどおりに(笑)
いつもどおりの仕事をするに当たって、効率的に作業するならミシンは2台あればいいし、後はちょっと広めのテーブルで生地やパターンを扱って、そうだなぁ…ハンガーラックがあってそれから捺染場があれば作業関係は充実します。
そんな立派な設備がなくともよいのです。
それ以上のところは僕の理想域であります。
特にハンドルミシンにおいては僕はパイオニア的な立場に居て(自分で言うのはおこがましいですが)、その都度いろんな方々に質問されたりします。
そうしていると説明しながら別なケースを脳内で考えていたりしますと、ミシンの種類も変わると構造も変わっていたりするので、一辺倒な受け応えだけでは的を射ないことを返してしまうこともあります。
するとあのミシンこのミシンという風に、ミシンの台数も増えてゆきます(笑)僕の場合ですけど(笑)
扱うハンドルミシンは各国数社のミシンメーカーから発売されていて、古いものは1860年のものもあります。
新しい工房ではそういったなかなか手に入らない今ではとても貴重なミシンもご縁が合っていくつか手に入りました。
僕の目標というか理念というか目指しているのは、手ハンドルミシンの従事者を増やすということで、このテクニックを未来につなぎたいのです。
なので貴重なミシンや各国で製造されたミシンを一堂に集め、実際に稼動できる場所を作りたいとずっと考えておりました。
それがもう少しで叶うところまで来ました。うれしい。
作り手と買い手が上手くマッチングしないこともたくさんあります。
やはりなんといっても現代の刺繍はやはり安くてきれいなのです。この時代どの業界においてもテクニックは成熟して人の手を離れ、オートメーション化されていますから、僕らが生産する商品はどうしても高額になります。
僕が作る刺繍物はどういう経緯でこの形になったのか、一から延々説明されても退屈しますよね。興味があればまだしも、ちょっと興味があってという方が気軽に出かけてもらえる工房を目指したいと思っています。
そういう理由から「刺繍と喫茶」を提供させていただこうと思っています。
工房(ワークショップ)、店舗(ストア)、喫茶(カフェ)今僕が目指している新天地です。
久しぶりのブログで伝えたいことが色々ありますが、これから準備作業とともにお伝えして行けたらと思います。
それではまた次回