カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~カマール・ダマール・マラマール~

2020年09月19日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2012年の作品、タイトルはヒンディー語で
「奇跡、 騒動、大金」。

ヒンディー語の詩や歌詞などは韻を踏む事が多く見られ、
このタイトルの様に語尾が語呂合わせの様になる。

当時シュレヤス・タルパデは36歳、オーム・プリ、
パレーシュ・ラワル、ナナ・パテカールの3人は同世代で
60歳前後なのに、ナナがオームの息子でシュレヤスと兄弟。
またまた無茶するなぁ。

  <ストーリー> 

ジョニー(シュレヤス・タルパデ)はデイビッド(オーム・プリ)の、
息子で地元の暴力団のボス:ピーター(パレーシュ・ラワル)の
娘マリア(マドゥーリマ)と恋人同士である。

 舞台はウッタル・プラデシュ州のようだが、村人の名前から、
 住人のほとんどがキリスト教徒らしい事が判る。

ところがピーターは二人の交際を良く思っておらず、
ジョニーを手下に襲わせる。
ジョニーの家は農家だが手伝いもせず、
大金をゲットするために毎週宝くじを買っている。
しかもそのお金をマリアからもらっていると言うダメ男だ。

ある夜、ジョニーは井戸の中に転落していた男カルー
(ナナ・パテカール)を救出する。
カルーは寡黙で食事を食べる以外は脳がないようだったが、
ジョニーが商店街でピーターの手下に襲われた時に助け、
それを見た人がジョニーの兄で村を出て行ったサムだと言う。
ジョニーはカルーをサムだとして家族に経緯を話す。

 兄弟?

カルーは家族として同居し農業を手伝うようになり、
収入も増えて行った。ある日、マリアに縁談が持ち上がり
ジョニーとマリアは婚姻届けを提出しようとする。
そこにカルーの過去を知る人物が現れ、
カルーはレイプ殺人の犯人で危険人物だと教える。

ジョニーは家族にカルーがサムではなく危険人物だと話すが、
全く信用してもらえず家から追い出されてしまう。
ジョニーは教会で雇ってもらい実家の隣にあばら家を建てて、
住みながらカルーを殺すチャンスを狙う。

牧師がマリアとジョニーは愛し合っているので、
結婚を許すようにピーターに話す。するとピーターは、
盗まれた黄金の十字架を見つければ、と言う条件を出す。

ある夜、カルーは家族が出かけたすきに家に火をつけるが、
みんなはジョニーがやったと思っていたため、
失望したジョニーは自殺しようと遺書を書き始める。
そこへカルーが一人の男と共に現れ、
焼け跡となった家の下から金の十字架を掘り出す。

カルーは盗んだ十字架を地中に隠しておいたのだが、
刑務所に入っていたため掘り出せなかったのだった。
ところが実際にレイプ殺人を犯したのはカルーではなく、
一緒に来た男の方だった。カルーはその男を倒し、
十字架を独り占めしようとしたが井戸に落ちてしまう。
ジョニーはカルーを助けてる代わりに十字架を返すように言う。

カルーは十字架を残して去っていく。十字架を持ち帰った
ジョニーだが泥棒の濡れ衣を着せられる。
そこへカルーが現れ自分が盗んだと告白する。
ジョニーはカルーが殺してしまった男が盗んだ事にし、
カルーを救う。ピーターも二人の結婚を許す。

 ジョニーは自業自得とは言え可哀そうなくらい
 家族からも全く信用されていなかった。
 それなのにマリアが愛していたのは不思議だった。

 小さい村なので地元の暴力団と言っても、
 多少の乱暴はしても武器を使ったり、
 命を取るほどの事もなく平和的だった。
 キリスト教徒だからか?
 また警察官が一人も出てこないと言うのも珍しく、
 それもまた平和な村だからこそか。

 ウッタル・プラデシュ州にキリスト教徒の村が存在するのか、
 解らないけど、まぁ架空であろう。
 東北地方やゴア州なら考えられるけど。


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