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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~アークロシュ~

2020年09月27日 21時51分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の作品、タイトルはヒンディー語で「怒り」。

コメディでお馴染みのパレシュ・ラワルが演技の幅の広さを見せ、
物語の中心となる悪徳警官を演じており、
冷静沈着なシッダーントと熱血漢のプラタップのコンビ、
この3人の演技が見所。

1988年のハリウッド映画「ミシシッピ・バーニング」の
パクリと言われているが意外にも評判は高い。

  <ストーリー> 

2005年のダシャヘラ祭の夜、ジャハジャハルと言う、
ビハール州の村で3人の医学生が失踪した。手掛かりはなく
政府は中央調査局に命じシッダーント(アクシェイ・カンナー)と
プラタップ(アジェイ・デーブガン)が捜査に当たる事になった。

 

ところが村の警察は署長のアジャットシャトル(パレシュ・ラワル)
以下全員が非協力的で、村人達は警察を恐れて協力を拒んだ。

被害者の車が川底から見つかり、車内にあった携帯電話は、
村長の娘ローシニ(アミタ・パタク)の物だった。
ローシニは3人の医学生の中の一人と恋仲だったが身分が違い、
別の男性との結婚を決められていた。そこでローシニを、
連れ去りに来たのだが見つかって殺されてしまったのだった。

村は村長が支配しており警察もグルである。その上、
田舎にはありがちのカーストによる差別に満ちていた。
暴力団により下部カーストのを襲わせ、
シッダーントとプラタップが来たお蔭で、
差別はあったが平和な暮らしが崩れてしまったと思わせた。
二人は上層部の怒りを買いミッション終了を言い渡された。

プラタップはかつて恋人であったアジャットシャトルの妻、
ギータ(ビパシャ・バス)に協力を求める。
ギータは3人の医学生が警察に捕まった後を目撃していた。
ローシニのBFだけカーストが低かったために、
村長が怒って殴り殺してしまった。目撃者の2人は、
アジャットシャトルが口封じのため撃ち殺した。

ギータの証言により3人の遺体が見つかった。
ギータがプラタップに協力した事を知ったアジャットシャトルは、
ギータ殴り瀕死の重傷を負わせる。

シッダーントとプラタップは村長以下の電話を盗聴し、
CCDカメラで犯罪の様子を録画し逮捕する。
プラタップはアジャットシャトルを床屋で捕らえ、
ギータが受けたように容赦なく殴る。

しかし裁判では最長の懲役が10年、最短で3年であったため、
酷い暴力のを受けた被害者ジャムニア(リーマ・セン)に、
シッダーントは拳銃を渡す。ジャムニアは村長以下を射殺する。

全てが終わりシッダーントとプラタップは村を離れる。
駅のホームにはギータの姿があった。プラタップは、
黙ってギータの荷物を持って列車に乗る。
動き始めた列車に後を追ってギータも乗り込む。

 インドではカーストが異なる結婚は難しく、
 上位者が自分の家族の名誉を守るために、
 下位者を殺してしまう事を名誉殺人と呼んでいる。
 これは家族にとっては名誉を守るための殺人なので、
 よくやったと言われる事であり罪は軽い。

 「ミシシッピ・バーニング」も観なきゃね。
 主役の3人は、いいキャスティングだと思った。
 パレシュ・ラワルは、いつもと全く違った顔で、
 意外と言っては失礼だが好演だった。


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