カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~モーサム~

2020年09月26日 22時13分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、タイトルはヒンディー語で「季節」。

舞台となる1992~2002年までの10年間の時代背景として、
インドで起こった暴動(アヨーディア、ムンバイ、カルギル、
アーメダバード)や9.11アメリカ同時多発テロなどが描かれ、
これらの事件の翻弄されていく二人。

9年前だけど・・・シャヒード・カプール当時30歳、
もともと童顔だけど、若い。ちなみに父パンカジも俳優。
ソーナム・カプールはアニル・カプールの長女。
インド映画界は2世が多い。

  <ストーリー> 

1992年のパンジャーブ州マッルコート、
カシミールから脱出したアヤト(ソナム・カプール)と叔母の
乗った馬車が大学教授の息子ハリー(シャヒード・カプール)の
自転車と接触しそうになる。

30歳!?

ある日、ハリーはパンを買いに行き店にいたアヤトを見て、
恋に落ちる。アヤトはイスラム教徒で初対面の時は、
ブルカを被っていたためハリーに気づかれていなかった。

 あれっ? スィク教徒とイスラム教徒っていいの??
 宗教的に問題あると思うけど・・・。

ハリーの姉パモの結婚式の日、ハリーの気持ちが、
アヤトに届いたかに見えた。しかし翌日、
ウッタル・プラデシュ州アヨーディアにあるイスラム教の
バブリー・マスジッドが解体されると言う事件が起こり、
アヤトはムンバイへ逃げる。そしてハリーも、
空軍に入隊しマッルコートを去る。

7年後の1999年、スコットランドのエジンバラ。
空軍から派遣されたハリーとアヤトは再会する。
アヤトは1993年のムンバイ爆破事件で親戚を失い、
叔母と一緒にエジンバラに引っ越していた。

ハリーがアヤトの家族を訪ね結婚の申込をする日、
カルギル紛争が起きハリーはインドへ呼び戻される。
再び時代に翻弄される二人。

ハリーは姉夫婦にエジンバラのアヤトの元に向かってもらう。
入れ違いにアヤトは叔母と共にマッルコートへ戻るが、
滞在中にハリーとは連絡がつかなかった。アヤトはラッジョに
手紙を託すが昔ハリーに片思いしていた彼女は手紙を燃やしてしまう。

ハリーは戦隊を率いてカルギルに向かい任務は完了したが、
機体の故障により左腕に重傷を負う。
2カ月後、ハリーは姉の出産に伴いスイスに滞在していた。
ハリーはアヤトを探しに行きューヨークに行ったと言う情報を得る。

2年後の2011年、ハリーは左腕のリハビリをしてる。
ニューヨーク同時多発テロが起こり、
危険を感じた叔母に呼ばれアヤトは友人アクラムとその子供と共に、
スイス経由でインドのアーメダバードへ向かう事にする。

列車の中でアヤトとアクラムと子供の3人を見たハリーは、
アヤトが結婚して家庭を持ったと思いこみ諦める事にする。

2002年、アーメダバード。
アヤトの叔母はアヤトにアクラムとの結婚を勧め、
アヤトもハリーを忘れようと決めるが、
その時、反ムスリム暴動が起き、ハリーとアヤトは再会する。

そして、子供の子供の泣き声を聞き、
女の子を助けようとしたハリーの左手が動く。

空軍に戻ったハリーはアヤトと結婚し、
助けた女の子の手を引く。そしてアヤトのお腹には子供がいる。

 事実は小説より奇なり。と言うが、
 実際、これほどまでに時代に翻弄される事は・・・・。 
 ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の禁断の愛を描いた映画は、 
 「ボンベイ」に代表されるように結構あるが、
 スィク教徒とイスラム教徒は珍しい。
 まぁハッピー・エンドで良かったね。


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