むかし、むかしの、お話ですが。就職して、付き合っていた彼女が、故郷に帰ることになり、分かれました。その時、手紙に書いて彼女に渡したのが、島崎藤村の詩集「惜別の唄」の3番の歌詞。『君がさやけき 目のいろも君くれないの くちびるも君がみどりの 黒髪もまたいつか見ん この別れ』またいつか逢いたいと想い書きました。でも、逢うことは、ありませんでした。今でも、この曲を聞くと、当時のことが、思い出されます。