2年前の記事です。

「花粉症や風邪ではないと思うのに、くしゃみや鼻水が出ます。」

ちょうど受講生さんからもご質問頂いたので再掲しますね。

 

 

●その鼻水、寒暖差アレルギー?


この時期、朝夕とお昼の気温差が激しいですね。
激しい気温差による「寒暖差アレルギー」なるものもあります。


特に夏から秋、冬から春の季節の変わり目に起きやすい症状で、アレルギーという名前はついていますが、アレルギーの要因とされる花粉や食べ物はありません。
気温の急激な差に自律神経が誤作動を起こしている状態です。


風邪でも花粉症でもなく、鼻水やくしゃみが出たり、鼻がムズムズしたりします。


風邪ではないので熱は出ません。
鼻水は透明でサラサラ。


頭痛がある場合もあります。


あれ?鼻水が出る…それは風邪ではなくて、もしかしたら寒暖差アレルギーかもしれません。


では予防と対策は?


1まず身体への寒暖差を減らします。


首もとのストールが便利。
カーディガン1枚を羽織ったくらいの暖かさになります。


個人的には首の日焼け防止も兼ねています(^ω^)


腎を冷やさないよう腹巻きを特に寝る時には必ずします。
それだけでもヌクヌク♪


身体の芯を保温することが大事です。


2お風呂にゆっくり入ります。


帰宅して入浴すると自律神経がリセットされます。
入浴剤は天然塩大さじ1はいにお好みの精油を2~3滴ほどプラスすると良いですね。


ちなみに自律神経を整える精油の1つはゼラニウムです。
お花の香りが好きな方はラベンダーやイランイランなどとブレンドしてみて下さいね。


スッキリ系がお好きな場合、ラベンダーにユーカリやローズマリーをブレンドします。

リフレッシュ効果や身体の痛みを和らげ、呼吸器系を整えます。


3筋肉をつけましょう。


男性に比べ、筋肉量の少ない女性は冷え性にもなりやすいのですが、寒暖差アレルギーにもなりやすいようです。
熱を発生させる筋肉があれば寒暖差の影響を受けにくくなります。


4食の摂り方。


身体を暖めようとして唐辛子たっぷり…は返って身体を冷やします。
一気に発汗して逆に身体が冷えるので、唐辛子入りのお料理は夏にオススメ。


ショウガや胡椒、シナモンなどは確かに身体を暖めますが、お肌が乾燥しやすい更年期世代は要注意。
体内の水分が少ないと身体の熱が冷ませないので、火照りやイライラ、寝つきの悪さなどに繋がります。


東洋医学では鼻水やくしゃみなどは肺の不調と観ます。
透明な鼻水は身体が冷えている、鼻水が出るのは鼻の粘膜を潤して風邪のウイルスの侵入を防いでいます。
鼻が乾燥してスースーし出したら風邪への黄信号です。


寒暖差アレルギーは東洋医学的には風邪の一歩手前の症状といえるかもしれないですね。


秋から冬にかけては基本、温かい食事や飲み物を摂りましょう。
肺の不調には鶏肉です。
(長くなりそうですので香辛料などについてはまた別の日に♪)