こんばんは、守田矩子(のり子)です。
先日、畑で農作業する際に、
小さなモヤモヤを感じる場面が
3回続けて起こりました。
それは、農作業後の道具が、
畑に放置されたままの状態を見た時に
湧き起こりました。
シャベルなどの農具に土をつけたままにしておくと、
土が固まって取れなくなったり、
土の水分で寂びたりします。
ですので、作業後は、土を落としてふき取り
所定の位置に戻すようにしています。
それなのに、最近、立て続けに3回、
畑に放置されたままの農具を目撃したのです。
もちろん、その農具は、自分で手入れして片づけました。
しかし、家に帰っても、モヤモヤが収まりません。
プリプリしている私を見て、
ダーリンが、自分を内観するように勧めてくれました。
・自分は正しい
・相手は間違っている
という二項対立の概念を持ったままでは、
統合できないし、
これ以上の進化は無いよ
と言われてしまいまして。。。
嫌々ながら、自分の感情を掘り下げてみました。
●自分はちゃんと片付けているいるのに、
他者がちゃんとしていないのを見て
腹が立つのかな?
⇒ちょっと違う感じ。。。
●私はケチなのかな?
シャベルは5000円位ですが、スコップは300円ほど。
300円が惜しいのか?
⇒いや、それは違うな。。。
●道具をメンテナンスしなかったり、
失くしたりして、また買い替えるとなると、
地球環境に優しくないから嫌なのか?
⇒正しいようで、それも、しっくりこない。。。
しばらく自分の感情と向き合っていると、
小学校1年生の時の教室が浮かんできました。
私は、小学校の1年生から、
学級委員に選ばれるような優等生でした。
成績が良くて、しっかりしていたんですよね。
すると、隣の席には、いわゆる
「出来ない子」が座ることになります。
(出来る子と出来ない子は良くセットにされていました。
昔の席替えは、そんな感じだったんです)
隣の子は、授業に必要なハサミなどを
持って来るのを、よく忘れました。
で、毎回、隣の席の私が、
自分のハサミを貸すことになるんですよね。
すると、自分がハサミを使いたい時に、手元にない!
という事態に、よく陥っていました。
貸したものを返してもらえない事もありました。
うちは母子家庭で、とても貧乏だったので、
「ハサミやものさしを、もうひとつ買って」と
母に言うのが、すごく心苦しかったことが
思い出されました。
すると、じわじわ涙が溢れて来ました。
「道具を大切にしていない!」
と憤っていたつもりでしたが。。。
怒りの下に悲しみがあり、その下には
母に対する愛情があることが分かったのですね。
すると、今までモヤモヤしていた気持ちが
すっと消えていくのを感じました。
ここまで来たとき、
●自分がちゃんとしている
●相手はちゃんとしていない
という、一見「正しい」と思える自分の正義の下に
未完了の感情の問題が隠されていた事が
分かりました。
ここで大切なのは、「隠された感情」であって、
「自分の正義」ではなかったのですね。
そう思うと、「自分の中の愛に気づくことなく、
統合に向かうのは不可能なのかもしれない」
という仮説に辿り来ました。
とりあえず、今の気付きは、ここまで。
今後は、仮説の検証ですね。
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