日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(R1.8)

2019-09-04 | 日如上人御指南

 

令和元年8月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 令和元年9月号 第883号 転載

(大白法 令和元年8月16日 第1011号 転載)

 

 本日は、本年八月度の広布唱題会に当たり、皆様には御繁忙のところ御出席され、まことに御苦労さまでございます。
 既に御承知の通り、今、宗門は来たるべき令和三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築の実現へ向けて、全力を傾注して力強く前進をしております。
 法華講員八十万人体勢の構築は、私どもが御宝前に固くお誓い申し上げた目標であります。
 したがって、全国のすべての支部は、この誓願を必ず達成すべく、いかなる困難や障害があっても、一支部も漏れることなく、全力を傾注して誓願を達成しなければなりません。
 そのためには、講中一結、老若男女を問わず、一人ひとりが地涌の菩薩の眷属としての自覚と勇気を持って、いかなる障魔が眼前に立ちはだかろうが、決然として折伏を行じていくことが肝要であります。
 総本山第二十六世日寛上人は、折伏について『如説修行抄筆記』に、
「常に心に折伏を忘れて四箇の名言を思わずんば、心が謗法になるなり。口に折伏を言わずんば、口が謗法に同ずるなり。手に珠数を持ちて本尊に向かわずんば、身が謗法に同ずるなり。故に法華本門の本尊を念じ、本門寿量の本尊に向かい、口に法華本門寿量文底下種・事の一念三千の南無妙法蓮華経と唱うる時は、身口意の三業に折伏を行ずる者なり。是れ則ち身口意三業に法華を信ずる人なり云云」(御書文段608)
と御指南あそばされております。
 この御文中、心に折伏を忘れれば心が謗法となり、口に折伏を言わなければ口が謗法となり、本尊に向かわなければ身が謗法となるとの御指南を拝する時、一生成仏を期す私どもの信心において、いかに折伏が大事であるかを知らなければなりません。
 大聖人様は『如説修行抄』に、
「正像二千年は小乗・権大乗の流布の時なり。末法の始めの五百歳には純円一実の法華経のみ広宣流布の時なり。此の時は闘諍堅固・白法隠没の時と定めて権実雑乱の砌なり。敵有る時は刀杖弓箭を持つべし、敵無き時は弓箭兵杖なにかせん。今の時は権教即実教の敵と成る。一乗流布の代の時は権教有って敵と成る。まぎらはしくば実教より之を責むべし。是を摂折の修行の中には法華折伏と申すなり」(御書672)
と仰せであります。
 今、宗門は総力を結集して、来たるべき令和三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築の実現へ向けて、力強く前進しております。
 この時に当たり、私どもは一人も漏れることなく、御宝前に固くお誓い申し上げた折伏誓願は、何があっても必ず達成すべく、勇猛果敢に折伏を行じていかなければなりません。もし、この大事な時に、折伏を忘れるようなことがあれば、悔いを万代に残すことは必定であります。
 『南条兵衛七郎殿御書』には、
「いかなる大善をつくり、法華経を千万部書写し、一念三千の観道を得たる人なりとも、法華経のかたき(敵)をだにもせめざれば得道ありがたし」(同322)
と仰せであります。
 この御金言を一人ひとりが心に刻み、もって勇猛果敢に折伏を行じ、誓願達成へ向けて全力を傾注していくことが、今、最も大事であります。
 宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の佳節まで、いよいよあと一年半。今こそ全国の法華講員は、全力を傾注して折伏を行じ、もって御宝前にお誓い申し上げた法華講員八十万人体勢構築の目標を必ず達成し、広大無辺なる仏祖三宝尊の御恩徳に報い奉るようにしなければなりません。
 各位、それぞれが信心強盛にして、折伏にいよいよ精進されますことを心から願い、本日の挨拶といたします。

 

 

日如上人猊下御指南目録(H27~)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)


 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

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日蓮正宗教学研鑽所

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大日蓮出版

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青年僧侶邪義破折班

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