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美味しいラオス・タイ料理をご紹介!レンタルカフェ不定期開催。

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久しぶりの更新です。今年も宜しくお願いします!


今日はネットで見つけたレシピでラオスの麺料理カオピヤックセンを作ってみました。

ラオス渡航者の大多数がハマるこの麺料理。
ほんのり甘みのあるあっさり味のスープ麺で、タイラーメン(クイッティアオナーム)によく似てますが、他の麺料理と一線を画すのがなんといってもそのもちもち食感の麺。

クイッティアオやフォーは乾麺なので日本でも売ってるのですが、カオピヤックセンの麺は生麺なのでどうしても日本では入手できないので、勢いで作ってみた。

まずは米粉(今回は普通にスーパーで売ってる上新粉を使用)とタピオカ粉を1:1の割合で混ぜ、熱湯でこねていきます。

上新粉 160g
タピオカ粉 160g
熱湯 250g

で3-4人前の量かな。

始めは熱いので菜箸でまぜまぜ。


冷めてきたら手でぎゅぎゅっとまとめていきます。

10分くらいこのまま寝かせておく。



まな板と麺棒に打ち粉をして、薄く広く伸ばしてから切ります。

麺作りはこれが初めてなのでこの作業が一番大変でした。
生地がなかなか伸びないのと、均一に切れないのとで、悪戦苦闘。
テレビでよく見る、三枚折りくらいにしてトントン、って切っていくのが難しくてできない!
畳むと生地が折れちゃって変な形になるー!
うどん職人まじリスペクトっす。



まあいびつだけど、なんとなくそれっぽく仕上がった。
結構すぐ乾燥しちゃうので、麺が同士くっつかないよう粉ふったらすぐにジップロックにIN。

この状態で1週間は日持ちするそうです。
冷凍すれば数ヶ月はOK。


スープは鶏ガラスープに大根、人参、パクチーの根、しょうがを入れて小一時間ほど煮込み、ナンプラーと塩で味付け。
野菜から出る甘みが大事なポイントです。
鶏ガラは取るのが結構面倒くさいので、今日は手羽元を放り込んでみた。
骨の処理が楽だし身を具にできるし、味もいい感じでした♪





できた麺を透明感が出るくらいまで茹でて器に盛り、スープをかけて、もやし、パクチー、鶏肉、万能ネギ、揚げたホームデーンをのせれば完成!


お好みで粉唐辛子やレモン汁をかけて頂きます。



さて肝心の麺の出来ですが…。
初めてにしてはよくできたほう、かな?
ただ、もちもち、というよりはぷにぷに、という柔らかめの仕上がりで、思い描いていたのとはちょっと違う食感(>_<)

日本の上新粉を使ったのがよくなかったのか、あるいはもっとしっかりこねてコシを出すべきだったのか…。

あとやっぱりもうちょい細い方がよかったかな。

近々リベンジします!



おまけで他にも作ったラオスめし。




お手軽で美味しいので定番メニュー化してきた焼きナスのヂェオ。
野菜スティックと一緒に出すと女子会っぽくていい感じ。



山盛りのラープムー。
ほどよく脂がのった肩ロースでやったら美味しかった。
ざく切りキャベツと一緒にもしゃもしゃ食べるのが好き。

もっとラオス料理のレパートリーも増やしていきたいな!


メコン河沿いをトゥクトゥクで走ること約10分。
調理スペースに到着です。



半屋外の広々とした気持ちよいウッドデッキ。
ただし河の近くなので蚊が凄い。




新鮮な食材がどっちゃり。

この日は実習が2品、
デモンストレーションがもち米含め3品、
そしてデザートというメニューでした。


まずは1品目、モクパー

白身魚を色んなハーブ類で味付けし、
バナナの葉にくるんで蒸し上げるおかずです。



まずは素焼きの臼(コーク、クロック)で
水につけて柔らかくしたもち米(カオブワ)と
唐辛子、バイマクルー、ねぎ、
ホームデーン、ディル、ガパオなどの
ハーブ類を叩き合わせます。

パデーク、スープの素各小さじ1と
塩ひとつまみを入れて味つけしたら
綺麗に骨抜きし二口大くらいに切った魚をIN。
身を崩さないよう気をつけながら混ぜ
魚に味を絡ませます。

ここではティラピアを使ったけど、
日本ならスズキなんかが良さそう。




火であぶったバナナの葉を二枚重ねて、
具を真ん中にのせて包む。



バナナの葉がなければアルミホイルでもOK。




あとは蒸し器で20-30分蒸します。

これは竹でできたフワットと呼ばれる蒸し器で、
もち米を炊くのにも使われます。

ここで一緒にもち米の炊き方も教わる。



お米は最低3-4時間、
できれば一晩水につけてから炊く。
竹籠も一晩水に浸しておいてから使います。



だいたい20分くらい蒸したら
籠を降って中身をひっくり返して
全体が均一に蒸し上がるようにします。


2品目はヂェオマクワ
初日に食べてとても気に入ったナスのディップ!

ナス、にんにく、ホームデーン、
唐辛子を串に刺して、炭火であぶります。



右端の丸いのがナスで、
ピンポンナス(マクワプロッ)と呼ばれる品種。
勿論日本の普通のナスでもOK。

唐辛子は焦げる前にすぐあげる。
他の具材は皮が黒くなるまでじっくりあぶる。
日本でやるなら魚焼きグリルなんかが便利ですね。

焼けたら余熱が取れてから皮を向き、
にんにく、ホームデーン、唐辛子は
臼で潰していきます。
ペースト状になったら、
包丁で荒く叩いたナスをIN。
塩とお好みでパデークを少々入れたら出来上り!



見た目は地味ーだけど、
もち米やお野菜と一緒に食べるとぐーです。



あとはおなじみラープタムマークフンのデモ。





ラープは各家庭で独自のレシピがあるとのことですが
この教室では刻んだバナナの花をどっちゃり入れました。
(オレンジの器に入ってるやつ)




こんな感じで市場で売られてる。
独特の渋みがあって、
食物繊維が豊富そう。





その分パラッと感の目立つラープに仕上がりました。
ミントやディル、ホームデーンなどの
生ハーブのフレッシュな香りが爽やかで
安定の美味しさ。





タムマークフンは千切りにした未熟のパパイヤを
パデークとレモン汁、唐辛子で味付け。
タイではココナツシュガーで甘みもつけますが
ラオスでは塩味と酸味、辛味だけ。
参加者の好みで味を調整していきます。





実習を終えて、食事タイム!
お昼とは思えないボリューミーな食卓に。




もち米は余熱が取れてから
ティップカオ(左上)というおひつに移します。
これも竹でできた籠で、
お米の乾燥を防ぎ、かつ、
編み目から熱を出してくれるので
水気で米が緩くなっちゃうのを
防いでくれるすぐれもの。




モクパー。
あっさりな白身魚に
色んなハーブの香りが合わさって
とっても贅沢な味わいの一品。
魚の下処理が丁寧にされていたので
骨は全然気になりません。





デザートにカオニャオマクモーン。

甘いココナツミルクを
もち米とマンゴーにかけて食べる。
お米にココナツミルクというと
日本人的にはびっくりな組み合わせですが
ぜんざいみたいで結構美味しい。


参加費が55ドルとややお高めでしたが、
スタッフの方々の対応がとても丁寧で
市場見学も料理体験も大満足でした!



2日目の朝ご飯!




ショーケースにパンや麺がぎっしり。

愛しのカオピヤックセンもあったけど
今日のお目当てはこちら。
カオチーパテ


バケットに豚肉のパテ、ハム、青パパイヤ、パクチー、ネギなどが
ぎっちりと挟まって、
仕上げにナンプラーとチリソースで味付けしたサンドイッチ。
バケットはフランス植民地時代の名残です。

これがとにかく安くて美味い!
1本10000kip≒135円。
具沢山でボリュームたっぷりなのに、
チリソースのピリ辛さがくせになって
ぱくぱく食べてしまいます。


練乳入りの甘いカフェーと一緒に頂きました。




さてさて。
朝から早速本日のメインイベント。

市場見学&ラオス料理体験教室
向かいます!

今回参加したのは
LAO EXPERIENCESという、
英語で学べる観光客向けのラオス料理教室です。




朝8時、リバーサイド近くのカフェで集合。

この日は先生が3名、受講生が4名。
オーストラリア人のご夫婦1組と、
オランダ人のバックパッカーと一緒でした。


早速トゥクトゥクに乗って、
トンカンカム市場へ向かいます!




毎朝3時から11時まで開催している、
ヴィエンチャン最大の生鮮市場。
金曜の朝なのに人が沢山!

市場でラオスならでは食材について
先生から色々レクチャーを受けながらうろうろ。




ラオス料理に欠かせないのが
なんといってもカオニャオ(もち米)。
一言でもち米と言っても、
平地で作られているものと、
山岳地帯の焼畑で作られるものとでは
形や味が全然違うのだとか。
こだわる人は複数の品種をブレンドしたりするらしい。





日本で買うとどうしても高いガパオや
パクチーなどの生ハーブも超新鮮で驚きの安さ。
うう…買って帰りたい…。



ラオス料理の味の決め手、パデーク。
魚を発酵させた調味料で
ナンプラーよりもさらにパンチの効いた強い香りです。
魚の種類は大きいものから小さいものまで様々。
たらいいっぱいに色んな種類のパデークが売っていました。




途中でココナツウォーターを試飲。
先生がナタでがっつがっつ叩いてココナツ割ってくれました。
ほのかに甘くて、お腹に良いらしい。





肉類もずらり。
先生曰く、ここはお肉の処理が丁寧で素晴らしいんだとか。
日本みたいに小分けのパック売りはしていないので買うほうも大変そう。

ちなみに、この市場はまとめ買いが基本なので
少量だと割高になってしまうそう。



なまずなどの淡水魚もずらり。
ぶさいくだけど美味しいのよねん。




ラオスは虫食も一般的。
タガメとかコオロギとか、
その他よくわからない虫も生きたまま売ってました。
今回は食べる機会がなかったけど
次回は是非トライしてみたい。



ツアー出発前に先生に
「ラオス料理何が一番好き?」と聞かれ

「カオピヤックセン大好きなの!!」

とアピールしまくったら、見学中

「ほら、あれがカオピヤックセンの麺よ。買いたい?」

と聞いてくれて、まさかの生麺購入!

1kgで6000kip≒80円。
激安…(((;ω;)))幸せー



予想外のお土産もゲットして
大満足のツアーでした。



見学を終えて、近くの隠れ家的カフェでコーヒーブレイク。





竹籠や壷などが吊るされてて可愛いテラスカフェ。





もち米のパンケーキを頂きました。
(パンじゃないよなぁと心の中で突っ込みを入れつつ…)
マンゴーが挟んであって、
さくさくに焼かれていてうまーい。



<つづく>