2018年11月18日撮影

今回訪問分の姫路セントラルパークの〆になります。

UP済み分は、こちら
  ・「トヨヒメちゃんフカフカね」とクニコさんが言う ~姫センのヒグマ~
   今回逢えた個体、逢えなかった個体のまとめも記述してあります。
  ・多頭に在ってひとりを楽しむテッコツ娘 ~姫センのヒグマ~
  ・ひとりのメムロ ~姫センのヒグマ~

逢えた6頭のうち、更新が最後になったのがこの2頭。
「シラコ」 27歳 と
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「ポロ」 29歳
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とても地味な存在感なのに、絶対に前列に居ることを考えると
元々の順位が高いんだろうな~と思います。
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ポロは視力が随分悪いのだそうで、ぱっと見もお婆ちゃんです。
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画像が煙っているのはシャワーの霧です。

座ってお顔を上げると丸顔に見えてとても可愛い。
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白内障ではなくて、視力が悪いということなんでしょうか。
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こういう表情が多いから 「見えていないんだろうな」 と思いますよね。
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目が白くないせいもあって、ふと、トヨヒメと分かりにくいことがありました。
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こちら ↑ がポロ。こちら ↓ がトヨヒメ。
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あごの毛の白い割合が識別に有効かも~。

ポロは基本こういう状態
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上手に食べてくれそうな体勢なので、みんな餌を投げますが

見えていないので必ず一旦地面に転がって
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落ちた音を頼りに見当をつけ、匂いで探して食べる感じです。
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初めて訪問した2年少し前には既に「目が悪い」と言われましたけど
実際、どのくらい見えているのかは少し観察するだけでは推測が難しい。
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そう、見えない割には控えめというわけでもないみたいで
これは誰かな、手前クニコさんでしょうか。
真ん中に落ちた熊フードを取り合って、
視力の弱い者同士、高い吠え声をあげていました。
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餌を投げるときは一頭の熊さんに狙いを定めて投げましょう (^^)


一方のシラコさんは、フットワーク軽めで
ちょこちょことプールの向こう側へ行ったりもします。
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存在感がね・・・私には非常に地味に思えるので
これはチャンス!と何枚か収めました。
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どうしてか分かりませんが、それでも存在感が・・・(^^ゞ
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いつも意識して撮らないと枚数が少なくなるシラコさんなので
後列に行ったのを見られたのは嬉しく、有り難くもありました。
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何か特筆するような行動をしてくれないからなのかなぁ・・・
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ルックスも、他の子たちと似ていないので目立つはずなのに。
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お鼻(マズルっていう?)の右側に傷痕があるのが目印でもあります。
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追いかけて見ていれば
前列でよく動いているといったところでしょうか。
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意地になって注目してみましたが (;^_^A
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キリッ!としたお顔が印象に残るばかり。
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若い頃を知りたかったな、と思いました。
体格も少し大きいようなので、みんなが10歳すぎぐらいだった頃の
シラコさんの全体の中での様子を見てみたかったな。


ポロの地味さはちょっと違います。
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ポロのほうは、単純に寄る年波で衰えてきた結果じゃないでしょうか。
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大きく行動すると必ず小休止しているような気がしましたから。
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みんな高齢でお昼寝するんだけれど
ポロの寝顔は、そっと寝かせておいてあげたいと思うような
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かなり大真面目に寝ているような寝顔でした。
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こういう目立たない個体 (というのもナンですが) を
一般の動物園で見たらどうなんだろう?
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多頭の中でマイペースにやっているのは頼もしいと思うけれど
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姫センクラスの放飼場で単独飼育だったら?

今は8頭でも、もっと頭数の多かった時代もあったはず、
それを生き抜いてきたくらいだから、みんな半端な頼もしさではありませんよね。
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出身の のぼりべつクマ牧場に居たらもっと多い頭数だったでしょうが
8頭でも充分多いでしょう。つくづく、みんな逞しいですね。
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そんなことを考えながら見ていると、愛しさが倍増します (*^_^*)


というわけで、記事の内容も淡々と地味になりました。
が、淡々としている熊たちを見るのもかなり好きなのでした。
だから、実は外せないのはこういう内容だったりして・・・。

今回逢えた6頭の様子はこれで完了。
餌やりメインの熊牧場スタイルですが
餌やりを度外視して、一頭一頭を見て
今回もいろいろ思うところのあった姫センでした。

餌やりしないで個別に見ていると本当に楽しいですよ。
連続する数日間を、季節ごとにジックリ観察してみたい。
近かったら、安かったら、通ってしまいそうです。
高齢な5頭(ナオヨさん入れると6頭)も気になるので
また行きたいと思います。