コア+ラテラルラインを強化するセラチューブトレーニング① | バスケ選手のためのトレーニング理論

バスケ選手のためのトレーニング理論

理学療法士の臨床経験やトレーナーの現場経験を活かして、バスケ選手のためのトレーニング理論を追求しています。
独自の理論をバスケ選手や指導者に向けて配信することで、日本のバスケットボール界に貢献していきたいです。





バスケットボール動作では足を広く開いたワイドスタンスが要求される場面が多いです





ワイドスタンスでは体幹筋だけでなく、体幹から下半身の外側面の筋肉を機能させる必要があります





これはスクワットや、ベンチプレス、デットリフト、ランジなどだけではなかなか強化できない箇所です





むしろスクワットやランジの反復は大腿四頭筋の過剰な強化に繋がり、側面の筋肉の若干や機能的な動きを阻害してしまう恐れもあります





バスケットボール競技特有の動作を強化するには外側面の筋肉→ラテラルラインの強化は必須となります





そこで帯同チームではセラチューブを活用して多くのコア+ラテラルラインに対するトレーニングを積極的に導入しています





セラチューブゆりかご




トレーニングのポイント
・手ー膝ー足の6点ポイントの長方形を保つ
・力まず、一定のゆりかご動作をとる
・慣れてきたらチューブを短くして強度を上げる





セラチューブの巻き方は試行錯誤した上でこの方法を採用しています





少し複雑なのでブログ内では割愛します






バスケットボール競技に多い足関節捻挫では足を横に開くお尻の横の筋肉が弱化すると報告されています






その対策としてもこのセラチューブトレーニングは有効です





このセラチューブトレーニングは数多くのパターンがあるので、今後ブログでも紹介していけたらと思っています





特に重りを使ったウェイトトレーニングばかりを行なっている選手にはこういったチューブトレーニングが効果を示します






アウター強化と機能的な動作を共存させた時にトレーニングがバスケットボールの動作に生きてくると感じます






理学療法士
高田彰人