万葉集の「梅花(うめのはな)の歌」の「初春令月、気淑風和=初春の令月にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ」から引用した。
(中略)
「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」と説明。「日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継ぎ、日本人がそれぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたいとの願いを込めた」と語った。
新年度の初日に、ついに新元号が発表された。
中国でさえ、とっくに元号を使うことはやめて、西暦でやっているのに、この盛り上がりはなんだろう。
日本特有のこだわり、ガラパゴス、もう辞めようと過激な結論をできる人が少ないとか、いろいろな事情があるのだろうが、時代に名前をつけるのってこと自体は、素敵なことなのかもしれない。
一つのこだわりは、万葉集という日本の古典に由来を持たせたということだろう。これまでは、中国の古典由来ばかりだったそうだ。
日本はやっと今、精神的にも、中国から独り歩きを始め、自分の国の文化に誇りを持つことを思い出せたのかもしれない。
日本の国柄ってなんだ?っていう気もするが、その繊細な感覚とチームワークで、新しい時代に立ち向かおうではないか。
そんな気持ちになった。