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テーマ:神楽(61)
カテゴリ:神事+石見神楽+祭り+イベント+動画
もうだいぶ過ぎてしまったけど、3月の演目は「黒塚(くろづか)」だった
あらすじは、熊野、那智山の東光坊(とうこうぼう)の高僧、阿闍梨祐慶大法印(あじゃりゆうけいだいほういん)が剛力と修行の旅の途中、那須野ヶ原を通りかかり、九尾の悪狐が人々に害を与えているのを聞き、人々のために、この悪狐を退治しようと出かける。一夜の宿を借りるが、そこの女主人=悪狐に化かされて法印は逃げ去り、剛力は食われてしまう。それを知った弓の名人、三浦之介、上総之介により退治される。 石見神楽公式サイトより 登場人物は法印、剛力、女(悪狐と同一人物)、三浦之介、上総之介の5人というか6人 この舞は、剛力と法印や宿の主人との方言など交えたユーモアのあるやりとりと、妖女が悪狐に姿を変え法印を追い廻すところに他の舞にない魅力がある、とも記載されてる 石見地方の人には大人気の演目だけど、自分にとっては少し苦手 ストーリーは面白いけど、「方言を交えたやりとり」という部分が引っ掛かる 同じ島根なのに方言が少ししか分からない、ネイティブの石見言葉は石見地方や北広島の人にしか通じてないと思う そしてセリフ以外にも時事ネタをアドリブで入れてきたり、盛り上がるので若干ノリノリでやりすぎなくらいの雰囲気がある 石見神楽が大好きで、最近は西部の浜田や江津や大田などに憧れがあるし、行ってみたいし現地で生神楽が見たいと強く思う そんな半面「黒塚」はあまり視聴しない、ノーカット版の動画は1時間以上とやたら長いし、そんなに魅かれない、自分はまだまだ未熟かな 今回は浜田の中で一番好きな団体、後野神楽社中の黒塚をご覧ください 後野さんはとても上手で、見せ方(魅せ方?)をわかってるのでおもしろさが伝わると思う ・・・・やっぱ後野さんの黒塚はおもしろいわ 方言もまあまあ理解できたわ 上手だわ 女が狐に化け、ちょいワル狐になり、最後は角の生えた大悪狐へと面の変わるところもいい おふざけにも見えるほどやりすぎで、観客の子供を舞台に上げたり、これで浜田の子は鍛えられていくんだな これ、神事か?と疑わせるパフォーマンスで、客席から見てる神様も楽しまれたに違いない 石見神楽は神社の敷地に客席があり、その裏や横で火を焚かれる 炎や煙の合間から神様は見ているという、舞台上と客席は神様の領域、幕の裏は舞い人たちの領域 ユーチューブの動画などで、舞台裏やメイキングの動画も見つかるけど、舞台上で激しく舞われる人は、幕を降りると倒れ込むように横たわり自分で衣装を脱ぐこともできないほど そんな無様な姿を神様や観客には見せられないので、社中の人たちは今日も稽古して精進される 郷土芸能からよりエンターテイメント性の強い芸能、進化する石見神楽へ 昨日「石見銀山神楽連盟公式サイト」が完成したとFBで流れてきた 大田市のサイトだ、なかなかのいい内容なので興味のある方はこちら>>> 石見神楽って、やっぱりハマる一方だ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.07.11 17:24:41
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