話の始まり↓
しあ楽1.
途中に
読みきりシリーズとして
★なな潤や
★さと輪のお話が入ったりします
なな潤&さと輪シリーズは
ちょこちょことしあ楽シリーズの中に
挟まれているので
良かったら読んでみてね☆
おさらい
しあ楽461
・・・・
しあ楽462 二章
暖炉の火が本格的に燃え始め
ここのところ陽が温かかったから
朝夕はオイルヒーターで良かった
薪は準備してあったけれど
もしかすれば最後になるかもと
それほど割らずにいて
輪とのこの火が今年は最後になるかもしれない
「 カップ、全部飲んだのなら貰おうか? 」
輪はオレがぐるぐる巻きにし
寒さを防いだので動けず、
小さな二人とはまた違う可愛さを見せていた
「 うん 」
小さな鼓動はまだ感じないけれどオレの中で育っていて
目の前の小さな輪が
それを理解してくれてる
カップを受け取り流しでそれを満たし
オフホワイトのエビフライ状態の姿を横目で見て笑った
「 もう寒くないから出してよ 」
「 だーめ、まだしっかり火が燃えてないから。冷えが戻っちゃうよ 」
いつしか窓の外には霧のような雨が降り始めていて、出かけた皆のことを考えていた
「 大丈夫だよ、山の上は雲が薄いから晴れてると思う 」
隣に座って窓を見ていただけなのに
その声にオレは視線を輪へと戻した
「 それってオレが心配してると思って、言ったの? 」
「 あ、うん。そうだと思ったけど違った? 」
オレの中には、なながいて
そして汐と廻がいて
唯一、輪とだけは血が繋がっていない
でも考えれば
この子が最強なのかもしれない
刷り込みじゃないけどさ
もちろん輪も他の子と同じように愛してきた
だから愛情に関しては
絶対に他の子と引けを取らないつもりでいて
中々改めて思うことじゃないけどさ
輪だってオレの子供一部な気持ちというか
もうそんなつもりでいたけど
こんな風に心配されたり
想いを見透かされたりすると
ニノと翔ちゃんの子なんだなぁって、ここに来て深く思い知らされた気がする
だからつい聞いてみたくなり
そっとエビフライな薪を解き
自分と輪にひざ掛けの状態にして
隣で寄り添い聞いてみた
「 ねぇ輪はさ、オレのこと好き? 」
「 えっ 」
急に聞かれて驚いたみたい
そうだよね、親に突然好きか?なんて
確認されることってあまりないもん
「 いや、変な意味じゃなくて。って子供になに言ってんだろオレ 」
忘れてって言いかけ
輪の手のひらがオレの膝にそっと乗る
「 好きだよ、雅紀の優しいところとか。オレを家族にしてくれたもん 」
「 それは 、あの 」
上手く声に出来ない
だって、まさかそんな言葉が帰って来るなんて
輪はまだ小さくて
オレ達の子でさ、大切な・・
「 かぁちゃんがよく言ってたよ、雅紀がいたから家族が始まったって 」
ニノが?
でも、それはオレが無理に・・
それなのに、こんな小さなニノの姿をした輪が続けてこう言った
「 それになな姉だって汐に廻だって雅紀が居なくちゃ、いなかったよ? 」
「 輪、・・なに 」
10歳になるかならない子に
こんな気持ちにさせられるなんて
軽い気持ちで聞いてみたことに、強く後悔した
少し背中を丸め
ぼんやりと何も考えられずにいると
小さな手がオレの背中を撫でてくれた
「 雅紀が居るから、この場所があるんだって僕も思ってるよ。ありがとう 」
「 輪、それ反則だから。もっと子供っぽくでいいよ 」
想像以上の返しに
涙目になっている自分に気付いて
膝のタオルケットの端を引っ張り、輪が拭いてくれた
「 ・・・ ごめんね、これで 」
「 バカぁ、そんなところも優しいとか。親バカだけど良い子すぎて最高だってぇ 」
へへって嬉しそうに笑ってくれる顔を見ると
あの飛行場に通っていた頃に見た、舌足らずに喋る輪を思い出した
「 ねぇみんなそろそろ着いたかな? 」
「 あっ、 」
軽く焦りそうだねって
まだ涙のこりながらも
後ろに入れていたポケットから携帯を取り出した
そこには画像が貼ってあり
みんなで天気の良い野原で笑っている姿が
「 やっぱり天気良かった 」
そして
その画像の下に
ニノから一言
”あまり優しくするとすぐに泣くから気を付けて
それを一緒に読んだ輪が
オレを優しく見て”当たってるね
そう微笑んでくれるから
その笑顔が最強すぎて強めに引き寄せると
オレも大好きだよって
抱きしめ、つむじに数えきれないほどのキスをした
・・・つづく
ねむー!
勉強してます
嵐にしやがれ
2時間スペシャルを
見るために
でも、眠くて
となりでボスが気持ちよさげに爆睡してるから
腹立つから(笑)
加工して嵐の一員にしてみたり( ºロº)
いや時間かかる(笑)
とりあえずがんばります
涼しいよー、