25.黒革と白い粉 | なうのこたつ保管部屋

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大好きな彼らの記憶を残しつつも、趣味な物語や日記、旅行記などを書いてる部屋です♪


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黒革と白い粉
黒と白1.




・・・
・・・・・・



黒革と白い粉.25
.


近くに停めていた車をアパートの前に置き
部屋の窓から覗いている麦に視線を上げれば

何故か嬉しそうに顔を立てに振り、その場所から姿を消した


エンジン音に大さんも気付いたようで
店の勝手口の鍵を閉める音もし。同時に出てくる


「 翔さん~鍵は? 」


麦に外の鍵は渡していない
オレが入る以外は中に居るように言ってあるからだ


そして麦の後に現れた大さん
それがとてつもなく大きな荷物を持っていた


「 それ・・本当に必要なんですか? 」



「 調理器具の類は、普段使いじゃねぇと調子が出ねぇんだ 」



大きな包みには鍋が、もう片方のボストンバッグには多分包丁だがが入っているのだろう




「 オレは翔さんの買ってくれた服と、パンツは持ってきたけど 」



トランクを開き、大さんの荷物を入れて
麦の荷物は後部座席の足元に置いた


「 ねぇ部屋の鍵と電気、あのままで良いのかな? 」


もし誰かが来ても
灯りがついているなら

すぐに戻ってくると思うかもしれない


「 良い 」


「 その間の光熱費はオレは知らないからな 」


大さんがそっちの心配をするから
別に笑わせてるつもりは無いんだろうが、口元が軽く緩んだ



「 大丈夫です、オレが払いますよ 」



「 そうか 」


ドアを閉め運転席に戻るとすぐにアクセルを踏み込み走り出した


隠れ家として使っていた場所に
素性の知らない麦を数週間隠していたんだ

それだけでもリスクはあったが
実家なら簡単に誰も入れもしないが、出ることも出来ない


ほとんどの出入り口にはセンサーカメラが備えてある



本通りを出て
街の中へ





いつしか人の波も増えて
寂しかった風景は信号やネオンに照らされて行く


「 翔さん大さん寝ちゃいました 」


「 あぁ、少しかかるから麦も寝ていろ 」


二人を後部座席に座らせている為に
フロントガラスでしか姿を見ることが出来ない


「 オレはさっき寝てたから、ねぇ翔さん言葉遊びしましょう! 」



「 ・・・ はぁ? 」


静かな車内に、突然な麦な提案
別にこのままでも良かった筈が、麦がそれを承諾もなく始めてしまう



「 麦のむ、はい翔さん 」


「 えっ、なにが”む。だよ 」


「 む、からお互いに好きなところを言うんだよ 」


「 なんだよ、しりとりじゃねぇのかよ 」


「 違うの好きなとことか、困ったとこを言うゲームだよ 」



むしろ、しりとりの方が扱いやすい
だが運転中で反論するほどでも無く


そのまま軽く濁して終わらせるつもりでいた


「 むぎの煮物は美味い 」


「 あっ、い”だ。えへへ、褒められた 」


感想をいちいち言うのが
麦らしいと言うか


純粋な様子に張り詰めていた気持ちが軽くなる



「 いーっぱい、翔さんと居たい 」


「 ばか、それゲームの意図から離れてるだろ 」


「 いーの、好きな人とするゲームだもん 」


今までの人生で起こり得なかった感情に戸惑いながら、ハンドルを持つ指先がほんの少し熱くなる



「 じゃあ、また。い”だよ 」


「 あぁ ・・、 」


麦の相手をしながら
交差点を曲がろうとした時


ふとある人の姿に目を奪われた


そこには、あの店に入らせた安の姿
そして・・。すぐに分かる、


何故なら黒づくめに
白い肌の黒髪、


その目つきと眉の傷は、あの緊張を彷彿させる記憶が残っていたからだ



「 安 、 」


「 麦、ふせろ 」


オレが言う前に
寝ていたはずの大さんが


麦の頭を下げさせ
あちらからは見えない形へ

そして間もなく交差点を待つ二人の前を通過し始めた


男は煙草を吸い
車道を見つめており

安は、その眉の男から一歩下がる形で立っていた


後部座席は身を屈めていれば
スモークがされており

夜の暗さでは目をよほど凝らさないと
中の様子は見えないだろう


しかしオレのいる運転席と
二人が立つ場所は、とても近くになり


数秒のことだったが
まぎれもなく視線が合い始めていた


ふかれた煙に
安が男を見上げ何かを話していた


ゆっくりと曲がり始め
窓ごしに、


「 潤 ・・っ 」


誰の声でも無かった
締め切った窓の外でもオレの声でも


それは押さえられた興味に頭を上げ、
信号待ちの人を見つけた麦の声で


男の視線が見下ろす様子から
後部座席の麦へと釘付けになる


そしてスローな秒はすぐに距離を離し、その場から車を遠ざけていた



麦は後ろに見えた誰かを見つめ
オレはその名前と、あの男が同一なのを知った












・・・つづく


おはようございます♪


昨夜の嵐にしやがれ2時間sp
面白かったねぇ

デスマッチは別に無くても良かったけど(コラッ)


後半は求めていた物が
詰め込まれていました


ジャニーズゲストと
互いの思い出話ってのが
私たちの知らない話が聞けたりで楽しいし


先輩も嵐も
相乗して思い出を笑い話にしたりね

あとはMJも翔くんとさとちゃんの海キャンプ


確かに貝は喜ぶけども
山に行くより安全で場所も探しやすかったのかな


虫もかまれちゃうと
翔くんのもち肌は腫れそうだもんね><


来週のMステスぺには出ないのかな?
もう一度くらいnever見たかったけど


この時期三時間縛りはキツイのかもしれません


そろそろ特番撮り貯めとかも始まりそうだもんね


ってことで
朝は寒くなって来た!!


今年暑かったけど
涼しくなるの早い気がする!


では今日も良い一日を
昨夜脳みそ使い過ぎて

しやがれ終わったら
そのまま携帯持って寝落ちしてましたw

脳みそパンクデステニィー



なう

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