しあわせの楽園・虹に出会う桜の芽463 | なうのこたつ保管部屋

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大好きな彼らの記憶を残しつつも、趣味な物語や日記、旅行記などを書いてる部屋です♪


【※無断に話や内容転写利用、画像利用はお断りします。別公式小説サイトにてオリジナル名にて上げています】


話の始まり↓
しあ楽1.




途中に
読みきりシリーズとして
★なな潤や
★さと輪のお話が入ったりします



なな潤&さと輪シリーズは
ちょこちょことしあ楽シリーズの中に
挟まれているので
良かったら読んでみてね☆


おさらい
しあ楽462



・・・・





しあ楽463 二章



「 ただいまぁ~、かぁちゃん見てこれ 」


廻が靴を脱ぐのも忘れ、ドアが開いた瞬間に駆け寄り何かを見せて来た



「 これって、え 」


「 ぼっくり落ちたの、こぇ汐のも見て 」


日本のよりも少し尖った形をしているけど
それは確かに松ぼっくりで

かさが花びらのように重なり
浅く何層にも広がっていた


「 ななも見て 」


全員が嬉しそうに何かを見せに来る
だけど、ななは輪の隣に。きちんとスリッパに履き替え座った



「 なにこれ? 」



「 かぁくんがベリーじゃないかなって 」


「 え?食べれるの? 」


「 分かんないの、まだ。でも明日カートさんに聞いてみるね、それで大丈夫なら食べよう 」


留守番をしてくれていた弟に
ななは色んな葉や変わった形の枝を持ちかえった


ちび二人は土足を怒られ
玄関で自分で雑巾がけ


その様子を翔ちゃんが、ちゃんと注意している


「 部屋に入った?引き出しすごい事になってるけど 」


「 あぁ、そうだ。ごめん、輪の着替えがないか探した 」


この辺りは小雨が降ったこと
そして、輪が一人で置かれたままの薪を片付けてくれて


冷えた身体をふたりで温めたことを話した


「 やるじゃん、おっさん 」


「 へへ、かぁちゃんならこうするかなって考えたんだ 」


輪のその言葉に
オレと視線を合わせたニノが

唇の端を軽く上げて笑い、間違いないってキッチンへ逃げてしまう



「 今、ニノ照れたね 」


「 輪、えらいねぇ。なな、輪のそういう所大好き。ちゃんと誰かの必要な、お手伝いをするんだもん 」



輪の褒めるべきところ
素直に言葉に出すのは、この家ではななが一番で


その逆で注意するのも、ななだった


「 どうした?輪なにかしたの? 」


やっと翔ちゃんとチビ二人が部屋に入って来て
持ちかえった植物をテーブルに並べ


翔ちゃんだけがオレ達に近づいて、会話の中に入って来た


すると、ななが中腰をリクエストし
耳元で内緒話のように、先ほどの輪の手伝い話を伝えている


そっと中腰が戻り
そのまま片膝がソファーの前へと移動する


ななが翔ちゃんの背中に立ったまま
輪へ小さな丸を両指で作りメガネのように見せていた



「 輪、雅紀を手伝ってくれたの? 」



自分じゃ褒められたくてした訳じゃないけど
先にニノに褒められて

今度は翔ちゃんが目の前で自分の行動を話そうとしているから


ちょっと、困った風に
オレを見上げて来た


「 いいことは何回褒めて貰っても良いと思うよ?神様スタンプがたくさん貯まるんだから 」



「 神様スタンプ? 」


オレの言葉に
テーブルの汐と廻も気になったのか

立っていた、ななの側へと松ぼっくりを持ち近づいて来て


それに気づいた、ななが



「 しー・・ちゃんと聞いてね 」



「 誰かが嬉しいなぁって思うと、感謝のスタンプ。トイレ掃除とか片づけをすると手伝いのスタンプ、他にも自分だけの為じゃない良い事のスタンプがあるんだよ 」



「 ななぁ、スタンプあるの? 」


「 ふふ、あると思うよ 」


「 汐にもある? 」


輪に話しかけていたのに
子供たちが夢中に聞くから


暖炉の薪が焼け落ちる音が
パチパチと弾ける音が聞こえていた


「 貯まるとどうなるの? 」


輪の薄茶色の瞳が
オレを見つめたままで聞いてくる



「 貯まるとね、どうしても輪が困ったり、助けてほしかったりする時に。そのスタンプポイントで誰かが今度は助けてくれるんだよ 」



「 汐と廻のカードはどうかな?お手伝いしてる? 」


ななが弟たちの
小さな耳にキスをするよう交互に話しかけた


「 これからでも間に合うかな? 」


「 僕もする!!なな、ポイント貯まった? 」


今度は汐廻が長女である、一番の姉に質問し
そのスタンプが存在するのかを確かめてる



「 うん、ななの一枚目は貯まったよ 」


「 そうなの!!? 」


驚くほど大きな声で輪が、ななへと視線を向ける



「 あのね、ななはママのお腹にやってきたの。それでねちゃんと大きくなったよ 」



「 廻も大きくなってる!!じゃあ廻のも貯まってるよね? 」



「 うん大丈夫、ママが幸せだって何回も何回も言ってくれたもん。それだけで半分貯まってると思うよ 」



「 ななは一枚目のスタンプは何に使ったの? 」



「 ななは・・、おくちの中から出れないブタさんを自由にしてあげたの。それでねママやみんなと話せるようになったんだよ」



「 なな・・  」


翔ちゃんが名前を言いかけ
その途中で、、



「 違う!!ななはオレを助けてくれたから、スタンプが全部貯まったんだよ!! 」



「 ね?ちゃんと神様が見てるよ、誰も見てないって思っても誰かの喜ぶ顔を思い浮かべてしてくれた事はスタンプがちゃんと貯まるんだよ 」



恥ずかしそうだった輪の表情が
翔ちゃんと見て、嬉しそうに。でもしっかりとほほ笑んだ



「 さすがだな、輪 」


「 うん!! 」


自分たちのいた大きな世界とたくさんの人達があった
そして、今はこの家族7人だけでも大きな世界に繋がってる気がして



子供の成長を見つめながら
まだまだ自分が成長できる気がする


8人目の君に、
この話をするのが楽しみで仕方ないって



そう想いながら、そっとオレはお腹に手を置いた












・・・つづく



神様スタンプの話は
よくチビの小さなころからしていた話でもあり

なな、輪と汐と廻にも
そのスタンプを貯めてもらえたら嬉しいなって

書いたりしました

今朝も温活に行って
戻ってくると起きていたちぴが


”トイレ掃除
ママが寝た後にしといたよ

って言うから
”じゃあ良いことがきっとまたあるね

そう言っておきました
ありがとうって言葉も言うけど

自分でしておこうって心は
お願いする形よりも嬉しいからです

こうしておいたら
助かるだろうなとか

喜ぶだろうなって思って
面倒だけどするとか、頼まれたからとか
お小遣いを貰えるからとか

それでも良いけど
その中に喜ぶだろうなって気持ちが
少しでも入っていたら嬉しいからなぁって

そう言うようにしています

何にでも心があると
鉛筆でもおもちゃでも
消しゴムでも本でも捨てる時には

ありがとうって言ったりします
時々ちびがコッソリ恥ずかしいのか
一人で言ったりも

そんな事言ってもって言うひとも
おるかもしれないけど

自分だったら
自分がごみ箱へ行くならって
ちゃんと感謝してほしい
さよならって言ってほしいと思う

教えてしまうと

外でもその考え方で苦労することが
あって、悩んだりもさせたりするんだけど

きっともっと先に
社会人や大人になった時に身を助けると思って
その考え方を教えて一緒にしてきました

結果的に
優しく想うってことは
辛いこともあるけど

自分へと戻ることが多いと思う

多分
一番最初に教えたのは
おもちゃを片付けなくて

夜に玄関に向かって
全部のおもちゃを並べた夜からかも

朝起きてチビ泣いて
なんでって意味に自分で気付いてくれた


まだ4歳くらいだったかな
ちゃんと片づけないから

このおうちに居たくなくなったんだって
私に泣いて抱き付いて来た

多分そんな風に思ってほしい
人間も物も間違えることもあるけど
思い出して後悔して

次にはしないように
優しくなれるようにしたいといつも思う

あまり上手く話せなくて
優しく出来なくても

あとで後悔して、
これからは頑張ろうって思うんだよ
でも後悔しちゃう

難しいよね
親はみんな親バカだからさ

出来れば苦労して強くなってほしいけど
出来ればあまり苦労してほしくないんだよね笑

ここ永遠のジレンマです

久しぶりに後記が
同じほどになりました

さて、勉強再開しますか


嵐のティックトックに
癒されたのでまた頑張ります♪



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