「 やっぱぁ~海、行きたーい 」
何故か狭い方
居心地の良さから考えれば
雅紀のマンションを選びそうなのに
オレの部屋に通ってくる
オレは先日の舞台が映像化され
前回の作品とでBOX販売される事がキマリ
それなりに原作者兼脚本家として
多々な締切を前に多忙を極めていた
なのに、
山積み資料の向こうで
叫ぶ恋人、南の島で出会ったオレ達は
基本自由の中で恋に堕ちたので
仕事の合間で過ごすのは
やや不向き
「 自分の部屋にプールあるでしょ? 」
「 あるけど最近寒いし。それに海じゃない!」
そりゃまぁそうだけど
頭にバンダナを巻いて髪が落ちないよう
必死に作業を進める
そのうち文句を言っていたけど
寝息が聞こえて来た…
申し訳ない
オレだって雅紀とゆっくり過ごしたいよ
だからこそ!
いま、この時を頑張らなければ
島に錦を飾り帰れないっ!!
眠ってしまった横顔に
あと。もう少しだと毛布をかけ
奮闘した
このまま夜になり
家に帰すのはオレも嫌だ
必死に考え、直し
全部チェックし資料を添付
画像何かも何点か選んで追加で画像も添付
最後に送信し
担当者の潤さんにメールを入れて
はいっ!!
ついに完成です!
はぁー!!
終わったぁああ
雅紀が眠姫になってる間に
終わらせました
「 おーい、終わったけど? 」
「 んっ… なぁに 」
「 買い物行こ、それとも留守番しとく? 」
「 ぇっ!行くっ!仕事終わったの?? 」
ソファーから突然起き上がり
オレを見る瞳がキラキラしている
「 うん、お待たせ。何とか終わらせたから
海の準備しに行こうか? 」
「 海の準備?なになに?今から帰るの?」
質問攻めばかりに
そこまではな、って笑い
Tシャツとデニムに履き替え
雅紀はオレの薄手パーカーを
部屋着の上から羽織った
「 近くのスーパーまで歩いて行くか? 」
「 うん、散歩だぁ~嬉しい。嬉しいねぇ、ふふ 」
こんな簡単なことで
喜んでくれるなら
息抜き程度に一度行ければ良かったかなと
軽く後悔しつつも
ここからは二人の時間だと
オレ自身も嬉しくなる
エレベーターより部屋より近い
螺旋階段の鉄の音を響かせ、手を繋降りて行く
夜の風がもう冷たく
夕方はとっくに終わっていた
「 ねぇ、ずっと手繋いでる? 」
「 そうだけど何で? 」
雅紀が嬉しそうに聞くから
今更何でって
歩きながらも軽く振り向き答えた
腕の長さは雅紀の方があるけど
大きめのパーカーだけに
指さきだけで繋ぐ手が、幼いようで可愛い
「 ほら~オレ達ってちょっと有名人でしょ? 」
「 お前だけだろ、オレは所詮裏方だよ 」
「 え~、ツィに上がってたよ。イケてるって 」
褒められ慣れてないから
鼻を人差し指の山で撫でて
ちょっと照れ隠し
「 雅紀が嫌なら離すけど 」
「 違うの~オレ、カミングアウトしても良いもん。翔ちゃんだけにそちら側てす♡って 」
「 オレ専用のそちら側って、なんだよ 」
そんなやり取りと
訪れた優しい時間に
ニヤけが止まらなくなってくる
「 店に入ったら考えよ 」
「 え、離すの? 」
「 バレるバレないじゃなくて、子供達がオレらに憧れたら人類滅びるだろ 」
こんなに好きだって
他のヤツらには見せたくない
だから、二人の時は静かに
ただ側に居られれば良いんだ
「 変なの~オレ達に影響されて人類滅びちゃうの? 」
二つの影が
揺れたり重なったり
信号待ちの間に
そっと片腕で引き寄せると
笑いながら
冗談交じりに嫌がる頬に
そっとキスをし
そのまま離れようとすると
雅紀が身体ごと抱きついてきて
思いっきり本気のキスをされてしまった
……つづく
祝日だからの
久しぶりのINTheSUMMER
二人はどうしてるかなって
少し思い出し書きました
もー
ダメだ!Mステ嵐ばっか
隙あれば見ちゃう
帰宅して
花粉症の涙で寝れなくて
爆睡してしまい
起きたら
100金に連れて行かれました
おうちネイルサロンを
するらしくて色々買えと言われました
やって貰えるなら
ちょっと嬉しそうけどね(´>∀<`)
さて体操でもしょかな?
祝日とかに
読み切りとか
書けたら楽しいな♡♡