「もう少し家事を手伝ってほしい」

「子どもともっと遊んであげてほしい」

「お風呂から上がったらタオルをちゃんとかけておいてほしい」

「食べたものはシンク台に持っていってほしい」

 

毎日の暮らしのこまごまとしたこと、家事分担、子育てのこと、実家や親戚づきあいのこと・・・

 

パートナーと一緒に暮らすなかで、不満を伝えたいことや改善してほしいことはいっぱいありますよね。

 

不満を伝えたとき、ダンナ様が

「そうだったんだ、ごめんね。これからは〇〇するからね。」と気持ちよく聞いてくれて改善してくれればいいのですが、そういう男性はあまり多くないですよね。

 

少しでもネガティブなことを言うと

黙り込んじゃったり、さらには

話をさえぎって部屋に入ってしまったり、

逆切れして大声で攻撃される・・といって嘆く女性が多いです。

 

女性は気持ちを分かってほしいだけなのに、だからお互い納得するまで話し合いたいと思うのに、夫はなぜ向き合ってくれないの・・?

 

向き合ってくれないで逃げられたり逆にキレられたりすると、

大事にされていないようでとても悲しくなり、

「こんな人とはもうやっていけないかも」とさえ感じてしまいます。

 

男性は目の前に脅威があるとき、本能的に

「闘うか、逃げるか」の2択になります。

 

闘うことも逃げることもできなければ「凍り付く」こともあります^^;

 

男性にとって、「奥さんが自分に不満を抱いている=

自分が奥さんを満たせていない」ことは、脅威なのです。

 

ですから奥さんが不満そうな表情で「話し合いましょうよ!」

と近づいてこられると、それだけで脅威に感じてしまうのですね。

 

 

脅威を感じると、

アグレッシブな男性は「闘う」ことを選びます。

 

つまり攻撃的になって

妻の弱点を突いたり、暴言を吐いたり

ひどい場合には暴力まで振るって、闘うのですね。

 

一方、気の弱い男性や優しい男性は「逃げる」ことを選びます。

 

奥さんが怒ってるなと思うと、うそをついて自己弁明を

したり、それでもだめなら話を避けたり、自分の部屋に

閉じこもったり、ケンカを中断して家を出て行ってしまったり・・

「帰宅恐怖症」の男性もこの部類に入ります。

 

すると女性は放っておかれたような気持ちになって

寂しさが募りますよね。

 

あるいは

目の前の脅威にどう対処していいか分からず

凍り付いてしまう場合もあります。

 

つまり、無表情で黙り込む、へらへら笑ってごまかす、

無視を決め込むなどの態度です。

 

これも女性にとっては「分かってくれない」

「向き合ってもらえない」と感じてしまいますよね。

 

それもこれも、男性に取って「自分は妻に受け入れられて

いない」「ありのままを認めてもらってない」ということが

女性が思っているよりはるかに「脅威」になっているからなんです。

 

決して妻のことを大事にしてないわけでも、

ないがしろにしているからでもありません。

 

むしろ、内心では妻にどう評価されているのか、

妻は自分と一緒にいることで幸せなんだろうか・・

と、小さな少年のようにビクビク・オドオドしているのです。

 

 

ちゃんと向き合ってもらうには、男性に脅威を

感じさせないことがポイントです。

 

そのためには・・

 

◆ beingとdoingを分ける

 

beingは存在や価値。

doingは行動。

 

不満を伝えるときはdoing、つまり相手の行動

だけに絞って言い、beingつまり人格や個性

まで否定しないことが大切です。

 

「あなたにはいつも感謝してるわ。ただ、〇〇のことなんだけど・・」

「あなたのことは大好きよ。でも、これだけは〇〇してほしいの。」

・・というのはOKです。

 

反対に

「こんな生活ならいっそ結婚しなければよかった」

「いつも大変でいいことなんか一つもないわ」

・・というように、beingまで言及するのはNGです。

 

普段から相手に感謝や称賛などポジティブな言葉を

かけていると、不満を伝えるときも身構えないで

聞いてくれます。

 

◆ 笑顔で明るく伝える

いくら言葉に気を付けて伝えても、顔が怒って

いると、それだけで脅威を感じさせてしまいます。

 

実は一言も話さないうちから、男性がこちらの表情を

見ただけで、もう脅威を感じて心を閉ざしてしまう

場合が多いのです。

 

してほしいことがあるときは不機嫌な態度でいう

のではなく、笑顔で明るく、淡々と伝えましょう。

 

話し合いをしたいときに相手が逃げたり攻撃したり

黙り込んでしまうことなく、気持ちよく話せるには

いかに「脅威」を感じさせないか、が重要なのです。

 

 

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