患者さんから、
「調子が悪いんだけど、今日は治療を受ける時間がなくて、家でできることを教えて下さい」
と問い合わせを頂くことがあります。
これは私も素直に嬉しいことでして、いくらでも相談してほしいです。
そんな時は、主な症状を中心に出来るだけ多くの情報を頂戴して、その上で「これをやっておいて下さい」とお伝えします。
「やっておいた方がいいこと」をお伝え出来るときというのはですね、その患者さんの今の身体の状態がわかって、患者さんにできること(患者さん自身がやっても問題ないこと)を選んでお伝えしています。
安全を第一にして、その上で少しでも回復に向けて積み上げられることを選んでおります。
ですので、「安全」がグラつくようであれば、「何もしないで下さい」とお伝えせざるをえないこともあります。
何かをしたくなる気持ちは物凄くわかるのですが、なんでもかんでも手を加えればいいとは限らず、下手に何かをするくらいなら、何もしない方がいいこともあるということです。
それでもどうにも辛いのであれば、どうにかして治療を受ける時間を作って頂くか、病院へ行く時間を作って頂くしかないです。
悪手を繰り出すくらいなら、何もしないという行動が最善手になることもあるということを、少し頭の片隅に置いておいて頂けたらなと思います。
できることがある時は、惜しみなくお伝えしますのでね。
むしろ、治療を受けるまでもなく自分でちょっと調整してもらうだけで良くなることもありますから、そんなことはドンドンお伝えしていきます。
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