偏った正義感
コロナ禍で湧いて出た自粛警察
穿った見方で権限もないくせに取り締まりに等しい行動をとる
そのなかでSNS上でのトラブルが目立つ
罹患した患者を特定してみたり
クラスターの起きた場所に対して誹謗中傷してみたり
その行動に何の意味があるのだろうか
その行動が人々を苦しめていることに気付いているのだろうか
クラスターの発生した高校に対して誹謗中傷をする
何の意味があるのか
感染を完全に防ぐことができない状況下で
自身は絶対に感染しないと言い切れるのか
歪んだ正義感が何を生み出すのか
テレビ番組で誹謗中傷に耐え切れず自殺した演者がいたことを
忘れてしまったのだろうか
考えてほしい
誹謗中傷をすることで傷つく人は必ずいる
自身の正義感を満たすためとはいえ、人を傷つける大義はないはずだ
ならば、自粛警察を自粛しようではないか
もし自身にある正義感を満たしたいのであれば警察官になればいい
そして、法の下に正義の力を振るえば良いのではないか
感染してしまった患者も好きで感染したわけではない
まさか感染するとは
といった人が大半のはずだ
自己防衛をしっかりしていたとしてもいつの間にか感染してしまう可能性のあるウイルス
それに対峙するのだから国民が協力して立ち向かう必要があるのではないだろうか