今年上半期に読み始めたマンガ、第3回。昨日さらに一つ単行本が出たので回数を増やし、今日は2作品としたい。

 

 

 

 

「あの月へ向かって打て!」。週刊スピリッツ連載。7月に第2巻が出る予定。野球マンガ。主人公はガリ勉タイプなのに勉強ができず、志望校にも合格できなかったが、実は運動神経がものすごく発達していて野球部に誘われ、親切に教えられていくうちにどんどん上達し、最初の練習試合で4番を任されホームランを打つことを課せられるというちょっとよくわからない話なのだが読んでいるとそれが全然不思議に感じられないというところが面白いなと思う。父は大学教授でスポーツには全く理解がないが、姉が応援してくれるという設定。ものすごく斬新だと思うところはないのだけど、なんだか読みたくなる作品。この作品もそうだが、最近そういうタイプのスポーツマンガが増えたなと思う。

 

 

 

 

「ショートショートショートさん」。コミックウォーカー掲載。7月に2巻が出た。なんともいえない豪雪地方在住平成女子の日常マンガ、という感じだけど、身につまされるところと時代だなあと思うところ、ちょっとすごいところに行きかけてるのでは、というのが混在していてカオスっぽいところが面白いなと思う。ネットで小説を書いているという設定もなかなか来るものがある。男女ともスタイルよく顔もかっこいい系のキャラクターばかりなのだが変なことばかりやってるし、ギャグ場面でデフォルメがとことんまで行ってるのがシュールな感じ。自意識高いこじらせ系が極端までいってもはやギャグ、といえばいいのか。ちょっとセンス的によくわからないところもあるのだけど、面白い。