MSI Alpha 15（A3DC-242JP）－ 8万円を切る価格で購入できる15.6インチゲーミングノート！高性能スタンダードノートとしてもおすすめ！

MSIが15.6インチゲーミングノート「MSI Alpha 15（A3DC-242JP）」を発売します。「え？Alpha？Bravoじゃなくて？」と思いましたよ。Alpha 15というのは2019年に発売された、AMD製のCPUとGPUを搭載するゲーミングノートで、つい先日後継モデルの「Bravo 15 / 17」が発売されたばかりです。おかしいなあ、と思っていたら、従来モデルのAlpha 15のスペックを簡素化した上で、思いっきり価格を下げていました。エントリー・ゲーミングノートとして非常に購入しやすいモデルになっています。

この記事では主にAlpha 15の従来モデルからの変更点をご紹介します。従来モデルについてはこちらの記事をご覧ください。
MSI Alpha 15 － CPUとGPUをAMD製で揃えた15.6インチゲーミングノート。価格も低めなのが魅力です

1.概要

従来モデルのMSI Alpha 15（A3DDK-006JP）とはスペックが大きく異なります。従来モデルが「Ryzen 7 3750H/Radeon RX 5500M/RAM16GB/512GB SSD」という構成だったのに対し、CPU、GPU、RAM容量が1ランクずつダウンしています。また、ディスプレイのリフレッシュレートも従来モデルが120 Hzなのに対し、このA3DC-242JPではメーカーサイトに説明がないことから、おそらく60Hzになっていると思われます。

ウインタブでは外部GPUのRadeon 5500Mおよび5300Mの実機レビュー経験がありませんので、突っ込んだことは言えませんが、常識的にA3DC-242JPのスペックはエントリークラス、という理解でいいと思います。基本的にほとんどのオンラインゲームは動作すると思いますが、グラフィック品質を下げたりする必要のあるゲームも出てくるでしょう。また、FPS系のゲームが得意な人にしてみればリフレッシュレートも低いと感じられるかもしれません。ただし、エントリーゲーマーとか私のように「仕事終わりに30分から1時間くらいゲームをする」ような人なら、このスペックでも十分楽しめると思います。

通信まわりではWi-Fi6（ax規格）には対応しませんが、有線LANのほうはしっかりKiller Ethernet E2600が使われています。

また、入出力ポートも15.6インチノートとしては充実していると言えます。外部2画面同時出力も可能です。

外観では「キーボード」が変更されています。従来モデルでは「SteelSeries製のPer-Key RGBバックライト付き」でしたが、このA3DC-242JPは「シングルカラーバックライト」となり、SteelSeries製でもありません。

なお、筐体サイズや重量については従来モデルから変更はありません。

冷却システムも「Cooler Boost 5」と万全です。

2.価格など

MSI Alpha 15（A3DC-242JP）はAmazon専売モデルで、発売日は7月9日ですが、すでに予約販売がスタートしています。7月2日現在の価格は税込み79,588円（Amazon799ポイントつき）です。

CPU、GPU、RAM容量、ディスプレイのリフレッシュレート、そしてキーボードと、従来モデルから簡素化した部分は思ったよりも多いですが、MSIのゲーミングノートが8万円を切る、というのはすごいと思います。もちそん性能面にはそれなりの制約があると思われ、中級以上のゲーマーの人には物足りないかもしれません。一方でこれからPCでゲームをやってみたいと思っている人には低予算で本格的なゲーミングノートを購入できるチャンスと言えるでしょう。また、この価格であれば非ゲーミング用途、例えばビジネス用とか動画・画像編集用などに使うスタンダードノートとしてもいいと思います。

3.関連リンク

MSIゲーミングノートPC Alpha-15-A3DC-242JP：Amazon