碩学に見せかけて暴勇の者が、間歇的とはいえ、忘憂の物が手放せないとは | スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

二十二日(火)
午前三時くらいに寝る。

午前十一時くらいに起きる。休日。
昔描いたネームデータを引っ張り出し、修正。買い出し。
昼寝。ネームを刷って封じる。

二十三日(水)
午前二時すぎに寝る。

午前八時半すぎに起きる。投函。仕事。
昼休憩、本屋に駆けこむ。無事、通っていた。ホッとする。まァ、せめてここくらいはな……と思いつつも、よくよく考えたら、ガッツリ“勝負”のシーンで固めた雑文が、第一の関門を破ったのだ。これはとてつもなく悦ばしいことだぞ。先はわからないが、凄い。よくやった!
そして帰り道、やっぱりこれは記念すべきことだと感じ、結局購入する。

二十四日(木)
午前二時半くらいに寝る。

午前八時半すぎに起きる。仕事。

二十五日(金)
興奮冷めやらぬ。しかし、当面はヤキモキする必要も何もない。
午前二時に寝る。

午前八時半すぎに起きる。大雨。仕事。
夏目漱石「満韓ところどころ」を読む。
漱石の紀行。古馴染みで満鉄総裁でもある中村是公の肝煎りで、満州・朝鮮を訪れる。まさしくこの中に「麻雀」の描写が出てくるのである。明治後期、日本で麻雀が紹介された初のコラムとして知られているが、出てくるのはほんの数行……。しかし、ここから大正にかけて第一次麻雀ブームが起こるのだ。

 

満韓ところどころ Kindle版