「男と女 人生最良の日々」
あの恋愛映画の名作「男と女」（1966年）の53年後を描いた続編が公開中です
当時と同じ俳優が演じていることで一層現実味を帯びていますね
かつて激しい恋に落ちた二人だったけれど
今は老人ホームで余生を過ごしながら過去の記憶を
失いかけているジャン・ルイ（ジャン・ルイ・トランティニアン）
その息子がかつての恋人アンヌ（アヌーク・エメ）を探し出して
再会させるというストーリーです
アンヌは度々施設を訪れるようになるけれど何度会っても
ジャン・ルイにとってはその都度初対面の人
かつて愛した人とは決して気づかないジャン・ルイです
でも再会の度毎にお互いを見つめ合う眼差しはどこまでも優しく
一瞬キラッと輝いたりするのです
かつてルルーシュ監督は何かのインタビューで
『一瞬の現実が人生の輝きになるのだ』と確か仰っていました
タイトルの「人生最良の日々」はビクトル・ユーゴーの言葉からの引用だそうで
「人生最良の日々とはまだ生きていない日々のこと」
私達がこの手に出来るのは現在だけ
人生は過去でも未来でもなく現在を大事に生きることが重要だという
ルルーシュ監督のメッセージが込められているようです
「ダバダバダ」と共にフランシス・レイの音楽が切なく素晴らしく
随所に挿入されていますよ
黄昏れていても悲惨さはなく
ありのままを受け入れて決して枯れてはいない、、
生きている限り素敵な時間はきっとやって来ると信じられるような映画です
ジャン・ルイ・トランティニャン89歳
アヌーク・エメ87歳
充分に歳を取っているお二人ですが
いくつになってもしっかり男と女を保っているところがスゴ過ぎますね
フランス映画故なのか
大人の恋愛模様に魅了されること間違いありませんよ
最後にお知らせです♪
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