53.[臆病モノ] | 言葉と呼吸

言葉と呼吸

郷愁/思春期がテーマ、第一期「言の葉織り」
自分らしさの追求と自然探求の第二期「花鳥風月」
第三期、文学性を追求する「詩と文学」。
第四期、創造と空想がテーマ「詩の生まれ出づる処」。
第五期、「言葉と呼吸」
※無断転載はご遠慮くださいませ。

臆病モノ

 

 

集中しているのに 横から何かが割り込んでくる

「ごめんよ ごめんよ」 いいながら割り込んでくる

例えるなら 「あれ、鍵しめたっけ?」 不安になる気持ちに似ている

 

集中して楽しんでるのに ふと何かが割り込んでくる

「いいじゃん いいじゃん」 ぐいぐい食い込んでくる

例えるなら 「あいつ、傷ついたかな」 小さな言い争いのあとに似ている

 

小骨が喉や胸の奥にちょこんと突き刺さっている

 

集中しよう でも 集中力が足りない

集中するほど 浮かび上がってくる

集中しよう 考えても仕方ないし

仕方ないちっぽけなモノほど 気になってしまう

 

僕は 臆病モノ だ

 

 

 


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