スコットランドに住んでいた時に知ったのだが、

 

かの地では一般的に

 
「プレゼントを早く開けるのはよろしくない」
 
と考える人が多い。
 
理由に関しては
 
正直ググってもよく分からなかったが
(マナーと言う人もいれば、縁起の問題と言う人もいる)
 
人口の半分が英国人の我が家では
 
クリスマスプレゼントも
 
誕生日プレゼントも
 
イースターのプレゼントも、
 
当日までに中身を覗くのは御法度である。
 
 
 
なんとじれったい…。
 
 
 
私はどちらかと言うと、
 
貰った物はその場で即座に開けたい派である。
 
しかし贈り主(義母)のお許しが出ない以上、
 
今私の目の前にある誕生日プレゼントは
 
残念ながら来週まで放置するしかないだろう。
 
郷に入っては郷に従え、である。
 
 
 
まぁここ、日本やけどな。
 
 
 
プレゼントと言えば、
 
去年のちょうど今頃
 
知人が私宛に送った宅急便が
 
配送中に忽然と消える事件が起きた。
 
発送の連絡から数日、
 
待てど暮らせど品物が私の手元に届かず、
 
エリックも知らないと言うので
 
郵便局に問い合わせてみると
 
「既に配送済みです」との回答。
 
私もほとほと困り果てたのだが
 
なんとその後、
 
その荷物がエリックのクローゼットから出て来た。
 
私と言えばそれはもう、
 
ポセイドンの如く怒り狂って
 
エリックを問い詰めた訳だが
 
以下が犯人の供述である。
 
 
 
「友達から君への誕生日プレゼントだと思ったので、
当日サプライズで渡そうと思って
隠しておきました。」
 
 
 
近年稀に見るお節介であった。