こんにちは~!
今回は「肉体的な疲れ」のお話です。
と、その前に「精神的な疲れ」について少し補足しておきますが・・・
「精神的な疲れ」はうちの娘みたいな手のかかる第三者がいなくても自分一人だけでも疲れることはあります。笑
それは、自分の頭の中で、考えても仕方のないことを妄想することです。
例えば過去のことを「あんなことをするんじゃなかった・・・」と後悔すること、未来のことを「こうなったらどうしよう・・・」と思い悩むこと。
これは精神的には実際に経験したと同じくらいのダメージをくらいます。
過去のこと、未来のことを思い悩むのは解答のない問題を解くようなものです。
考えてもキリがありませんので止めましょう。
考えるのは現在のことだけで十分です!
今が大切!
前置きが超長くなりましたが、改めて「肉体的な疲れ」いきます!笑
一口に「肉体的な疲れ」と言っても東洋医学では実に細か~く分類します。
東洋医学的な疲労の分類は次の通り!
① 心虚・・・心臓が疲れてる
② 肺虚・・・肺が疲れてる
③ 脾虚・・・脾臓が疲れてる
④ 肝虚・・・肝臓が疲れてる
⑤ 腎虚・・・腎臓が疲れてる
何と5種類もあるんですね!
私、全部当てはまっているかも・・・
5種類あるので使う漢方薬もそれぞれ違います。
単純に「疲れには補中益気湯!!!」という訳にはいかないのです。
そして心・肝・脾・肝・腎の五臓が疲れる原因としては次のような行動と感情があります。
① 久しく視れば血を傷る
② 久しく臥すれば気を傷る
③ 久しく座すれば肉を傷る
④ 久しく立てば骨を傷る
⑤ 久しく歩けば筋を傷る
この5種類は過度の行動によって引き起こされる5種類の損傷です(五労所傷といいます)
寝っ転がってテレビゲームなんてやったら上の原因三つは当てはまります。
視すぎ、座りすぎです!
やっぱり、人間は健康的に過ごさなきゃ。
でも、いくら健康的でも立ち過ぎ、歩きすぎは良くありません。
過ぎたるは及ばざるがごとしです。
また次の7つも色々と問題を引き起こします。(七傷といいます)
① 大いに飲食すれば脾を傷める
② 大いに怒れば肝を傷める
③ 重いものを持ち上げ湿地に座ると腎を傷める
④ 寒すぎると肺を傷める
⑤ 憂愁思慮は心を傷める
⑥ 風雨寒暑は体を傷める
⑦ 大いに恐れて節度を失うと志を傷める
何やら小難しい単語もありますが、簡単に言うと「~しすぎ」がいけないのです。
「~しすぎ」るから、内臓や精神を傷め疲れてしまうということですね。
何事も中庸が大切です。
次回はそれぞれの疲れについてご説明いたします。
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