冷えの季節になりました! | 癒しと元気ブログ 東洋医学ってこんなに面白い!

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こんにちは~!

 

12月に入ってからムチャクチャ寒いんですけど~あせる

 

ということで、この季節に相応しく「冷え」がテーマです。ニコニコ

 

実は、西洋医学に「冷え症」という病名はありません。(というか冷えをあんまり重要視してない!)

 

ですから、病院に受診して「冷えるんですけど・・・」と言っても、血行を良くするビタミンEが処方されるくらいです。

 

(東洋医学を勉強していらっしゃる先生は漢方を処方されます)

 

対する東洋医学では、「冷え」は診断において重要な指標を与えてくれるため重要視されています。

 

東洋医学では「冷え」を単に体表の病証と捉えずに、体内の機能失調によるものと考えます。

 

「機能失調って何???」と聞かれると、説明が難しいのですが・・・笑あせる

 

 

 

 

冷えは辛い!

 

 

 

 

東洋医学的に説明すると、体を温める血液やエネルギーが足りない(気血の不足)、血液を送り出す心臓の力不足(心陽虚)となります。

 

これでも意味不明な単語が並んでいてわかりずらいですかね・・・?あせる

 

一般的な言葉を使うと「心臓のポンプ機能が弱くて、あったかい血を全身に送れないから冷えてま~す!」となります。ニコニコ

 

ということは、心臓のポンプ機能を高めてやれば「冷え」はめでたく解決ということです!

 

漢方ではこのような冷えには「附子剤」を使います。

 

附子は心臓の機能を高め、体を温めてくれる最強の生薬です。

 

トリカブトの根っこと言った方が馴染みがあるかもしれません。

 

(トリカブトは土曜ワイド劇場で毒殺の道具として使われます。船越英一郎さんがトリカブトを持って事件の謎を解いてます!笑)

 

 

 

 

 

トリカブトの花!根っこを生薬として使います。

 

 

 

 

漢方薬に使われる附子はきちんと減毒処理をしているから大丈夫ですよ。ニコニコ

 

私も心臓のポンプ機能が弱い陽虚体質なので、冬を乗り切るために附子剤は必需品です。

 

うっかり飲み忘れると足先まで血がいかなくてしもやけになります。

 

漢方を飲むほどでもないけど冷えが気になる・・・という方には適度な塩分がオススメですね。

 

塩もまた心臓の力を高めて血行を良くしてくれます。

 

いえ、別に「塩をなめろ!」と言っている訳ではありませんよ。笑

 

具だくさんの味噌汁とか野菜スープとかをとっていただければ十分です。ニコニコ

 

寒い夜に温かい味噌汁を飲むと体がポカポカ温まりますよね?

 

あれにはちゃんとした理由があったのです。

 

冷えが気になる方はお近くの漢方薬局にご相談くださいね。

 

 

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