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京の冬の旅2020~三時知恩寺、光照院、宝鏡寺

2020-02-15 18:38:24 | 京の冬の旅2020

思い立ってお昼過ぎから行ってきました。今出川駅から徒歩。

最初に三時知恩寺(旧入江御所)。

同志社のあたりをウロウロ。ガイドブックの地図がヘタレすぎ!

道に迷いながらもなんとか到着。

それで、三時って何?

時の天皇さんが深く仏教に帰依していて一日に6回勤行をしていた(六時)。

ところが大変なので、知恩寺に昼間の3回の勤行を依頼した、それで三時知恩寺になったとか。

秘仏善導大師像が特別公開中。

尼門跡寺院で、5歳からお寺に入る内親王がいたり、

その子を慰めるために妖怪絵双紙もあったとかで、

絵巻物が展示されていました。

 

次は光照院(旧常磐御所)。常磐未生流の家元?

境内、月極やコイン駐車場になっていました。

お寺も大変なんですね。

ちなみに、飛び出す絵本風のご朱印帳を1万円で販売中。

一昨年の台風からまだ回復し切れていないそうで、

再建費用捻出のためにいろいろ工夫しているみたい。

最初に見学したのは「常磐会館」。昭和天皇即位の大嘗祭に使われた建物の下賜品。

床の赤い絨毯は一枚物というゴージャスさ。

本堂は昭和43年に建て替えられたとか。

格子で囲まれた花の天井画はその時に描かれたそうです。

そのまわりの「天井格子絵」は黒ずんでいてよくわかりませんでした。

どこかの建物を活用して作られたそうなんですが、由来が残されていないとのこと。

書院は大正8年のものだそうです。

杉戸絵や襖絵がきれいに残っていてきれいでした。

光照院ではちょこっと知り合った(名前も聞いていない)人と一緒に見学。

80歳超えているとのこと。杖もつかずに元気に歩いておられます。

グループで来たはずなのにはぐれてしまったそうです。

 

そのままご一緒に宝鏡寺も行ってしまいました。

こちらは旧百々御所。

 

入り口建物を外から撮影。青空がきれい。

門から入って右側に人形塚。

左側は橘の実のようなものが?

右側の囲いにも何かがあったんでしょうね。枯れたのかしら?

入り口入ってすぐに実物大の女房装束(公家女子の正装)の人形。人形師の名前あり。

十二単というのは正式名称ではないとのこと。

中は撮影不可、お庭もふくめて。

ご本尊は伊勢で漁師が発見した仏像が献上されたもの。

秘仏とのことですが、胸に鏡を持っておられる仏さまと言うことで「宝鏡寺」。

襖絵、確か応挙の絵(秋を表したもの)を中心に

左の間には春の鹿、初夏の伊勢撫子、…。

古い襖絵もあり、近年に作られたものもあり。

考えてみれば、古い襖絵も新しかった時代があるってこと。

円山応挙の襖絵もあるし、近年の京都画壇の人の作品もあるし、でちょうどいいんですね。

 

先ほどの彼女とは堀川寺の内でお別れして、上御霊前通を烏丸まで歩きます。

妙覚寺の境内で何やら映画の撮影中。

大学のサークルかな?

 

本日のお寺はすべて尼門跡寺院。

明治になってからは内親王が来ることはなくなったけれど、

尼寺は変わりなく続いているようです。

 

今日は7,000歩くらい。


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