「第24回大阪を描こう展」作品紹介その2です。
今回はトップ5賞に続く優秀作品群をご覧ください。
大阪市建設局長賞
遠足(大阪城公園)
MAさん👩
やはり大阪の第一名所といえば大阪城ですね。ここも多くの画家さ
んが手をかえ品を変え描かれているポイントです。
この作品はお城がメインではなくそこに遠足にくる児童を描くこと
により、またほのぼのとした世界を発見したようですね、
(陰の声:女性目線の愛情溢れる作品とごっこスーラは感じました
大阪市港湾局長賞
夏の天保山(天保山渡船場・桜島側付近)
KGさん👨
大阪港湾岸の天保山渡船場は同じ湾内のUSJや海遊館(大水族館)に
渡ることができる水上交通の駅です。そんな海岸を夏の明るさいっぱい
に描かれています。
(陰の声:天保山は江戸時代の宇治川浚渫工事の時にでた土砂を搔き
あげた人口山で高さはわずか4.53mですが堂々たる独立峰として登録
され、現在はその一帯は公園として整備されています。そして日本で
2番目に低い山です。一番低いのはどこか?興味があれば調べてくだ
さいね。(東北地方にあるよ)
特 選
幽谷の渓流(高槻市・摂津峡)
HKさん👨
この作品のモチーフは北摂随一の景勝地で京都府に隣接した高槻市を
流れる芥川上流に広がる渓谷、摂津峡です。
奇岩、断崖、幾本もの滝などがあり、季節には桜、紅葉などの名所で
府民のハイキングやキャンプ場として親しまれています。
(陰の声:HKさんはベテランの画家さんらしくこの幽谷な感じを巧み
に描かれている素敵な作品ですね
intermission
展覧会会場の大阪市立美術館
この地上部は通常は美術館所蔵の常設展示をしており、公募展は
4室もある広い地下展示室で開催しています。
会場風景
未来の画家さんが「わたしはこの絵が好き」と言っているようです
特 選
雨のOSAKA(天芝)
YKさん👨
天王寺芝生公園は何でも省略する大阪人に「てんしば」と愛称される
天王寺繁華街のど真ん中に7000㎡ものスペースがある広大な芝生の公園です。
公園の周囲にはおしゃれなカフェ・レストラン産地直営の販売店・フットサル
グランド・ドックランなどいろいろな施設もあります。
晴れた日には多くの府民が芝生の上で楽しんでいますが、この作品では一ひね
りして雨の日の静寂な様子を描かれています。
(陰の声:これはこれで水面の反射が美しく面白い表現ですね
特 選
兎手水舎(住吉大社)
NKさん👨
大阪で初詣の人数第一といわれる住吉大社の手水舎の部分をアップで
描かれています。この神社は神功皇后が摂政の11年(211年)に創建
したとのことで、その時が卯年卯月卯日だったことからウサギが神獣と
して灯籠や台座などに表現されています。
そして作者がモチーフとして選んだのは手水舎の清めの水を流している
ウサギの彫刻でした。なかなか面白い視点で楽しい絵ですね。
(陰の声:御朱印帳やその他いろいろなウサギ付きグッズも境内で販売されています
特 選
猛獣ショーうめきた(大阪駅前特設会場)
MAさん👩
”うめきた”とは梅田北ということでJR大阪駅の北側に隣接したイベント
広場です。ここで昨年まで数ヶ月間にわたり木下大サーカスがホワイト
ライオンやホワイトタイガーをメインに興行を行ないました。
MAさんはこの時にご覧になられた情景を描かれています。このような
一過性のモチーフもまた面白いですね。
(陰の声:描こう展のモチーフはこのように少しでも大阪に関係あれば
なんでも自由なのでまた新しい発見をしてくださいね
まだまだこの作品紹介シリーズは続きます。
ただ会期は2020年1月13日(月・祝日)までですので
ご来場になられる方はお急ぎください。
<「第24回大阪を描こう展」作品紹介−2・了>
スーラ・ウタガワの
私撰:関西名所図絵・美術館のご案内
このブログの各ページで個別に発表した、スーラ・ウタガワ作品の
名所絵を場所別に集め「美術館」と称して再度アップロードしています。
第1室:大阪南部の名所図絵 開室中
第2室:大阪北部の名所図絵 開室中
第3室:大阪湾岸部の名所図絵 開室中
第4室:神戸地区の名所図絵 開室中
第5室:京都地区の名所図絵 開室中
*各展示室へのご入場(アクセス)はサイドバーのブックマークをご利用ください。
以上、ご案内申し上げます。 館長:スーラ・ウタガワ