新型コロナウイルス対策・異形のリーダー達 | スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

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画家ゴッホではありません、画家ごっこです。

浮世絵名所の再発見をコンセプトに自分の気に入った名所を探して油絵を描いています。

そんなリタイア後の画家ごっこライフや、美術についての受け売り雑話をアップしているブログです。

 

COVID-19蔓延警戒警報発令中ゲッソリ

 

 

世界中でまだまだ新型コロナウイルス禍の収束には程遠い感じです。

 

前回は果敢に対応して成果をあげている女性リーダーを紹介いたしましたが

 

今回はその対策に?マークがつけられている異形のリーダーをあげてみました。

 

 

 

ブラジル ボルソナロ大統領(65歳)右はトランプ米国大統領

ボルソナロ大統領はブラジルのトランプ(?)とも言われています

 

「So what ?」

 

ブラジルで死者が5,000人を越えた時点の記者会見で意見を聞かれた時

 

 「だから何だ?」と答えたお方です。

 

そしてブラジル国内で新型コロナが流行を始めたのに、ほとんど対策をとらずに

 

放置していたのです。

 

彼は「経済優先」・「開発優先」主義者でバンディミック直前のアマゾンの

 

森林火災が世界で問題になったときも「何時もの夏火事だ!そのうち消える」と

 

言い放った男です。

 

(陰の声:アマゾンの森林火災は最近情報がないけどどうなっているのだろう?真顔

 

 

そして対策を進言した保険相は解任してしまいました。

 

たまりかねた各州知事がそれぞれに商業規制や外出禁止令などを出しましたが

 

それもかなりご不満だったようです。

 

ただ、中小の商店主や低所得世帯層は彼をそれなりに支持しています。

 

封鎖されて仕事ができなくなると、ロクな補償もないのはわかっているので

 

食べて行けない・・・という切実な理由があるようです。

 

2020年5月4日現在 感染者:10万1,147人 死者:7,025人

 

 

(陰の声:これから南半球は冬のウイルス流行期を迎えるけど大丈夫かな真顔

 

 

 

 

ベラルーシ ルカシェンコ大統領(65歳)右側の髭オヤジ

 

 

「アイスホッケーは最良のウイルス対応薬!」

 

旧ソビエト連邦(白ロシア)で欧州最後の独裁者といわれるベラルーシの

 

ルカシェンコ大統領は2020年3月28日に大好きなアイスホッケーの試合を

 

見た後こう言い、アイスホッケーをやればコロナなんかには負けないと

 

おっしゃったそうです。

 

 

 

また、こんな発言もしております

 

「コロナウイルスなんかウオッカを飲めば大丈夫」

 

そんなわけで周囲のロシアなどが国境封鎖をしていても知らん顔を決め込んでいます。

 

 

2020年5月5日現在  感染者:1万8,350人  死者:107人

 

 

(陰の声:独裁者が言えば誰も抵抗出来ない・・・可哀想なベラルーシの人々滝汗

 

 

ベラルーシ余談

 

 

ベラルーシは東西南北の歴史の通り道、そのせいか美人国で有名です。

 

だいぶ前ですがテレビ番組「イッテQ」でイモトが取材に行っています

 

 

テレビ番組「イッテQ」

 

でも、この独裁国では不思議な法律があるそうです

 

 

美女は出国禁止ポーン

 

これは大統領が美女を独り占めするためか?と思われがちですが

 

本当は出国禁止ではなく、ベラルージ人モデルの出国審査が大変難しく

 
事実上の禁止になっているためのようです。
 
但し、ベラルーシ内の広告のモデルはベラルーシ人に限るとの法律もあり
 
モデル自体のステータスは高いそうです。
 
こんな決まりがあるのは、モデル事務所を騙りベラルーシ美女を連れ出し
 
売春を強要した事件が以前にあり大統領が激怒したらしいです・・・?
 
(陰の声:大統領に言わせれば自国民を悪の手から守るという理屈かなデレデレ
 
 
また、「大統領(president)」という称号はオレだけのものだと
 
主張してベラルーシ国内では普通の会社の社長は「プレジデント」と称しては
 
いけないという法律もあるみたいです・・・?
 
 
(陰の声:まだまだ、この国にはいろいろ変わった法律があるみたいですニヤニヤ
 
 
 
 
フィリッピン  ドゥテルテ大統領(75歳)
 
「抵抗したら射殺を許可する」
 
ドゥテルテ大統領は自国の医療の脆弱な事を良く知っているので
 
コロナウイルスの流行と同時にロックダウンなどすばやく発令しました。
 
そこまでは良いのですが「そのとき警察や軍の措置に従わず抵抗し
 
自らの命が脅かされたら射殺しても良い」とも発令しました。
 
 
この大統領は先年の「麻薬取り締まり対策」で同様の「射殺しろ」命令を
 
発しており、そのとき麻薬犯罪関係者とされる人が5000人以上も裁判もなしに
 
射殺されました。
 
 
(陰の声:このなかには犯罪人と間違えられて射殺された人もいると思いますが
 
反社会勢力に悩まされて来た国民の多くは大統領を支持したそうです
 
・・・ドゥテルテそれに味をしめたなムキー
 
 
また、コロナ対策として、ケソン市の拘置所では看守18人と収容者も
 
多数が感染したからとして5月3日に約1万人の収容者を釈放しました。
 
 
ケソン市の収容所風景
収容者が多くてこれが普通の風景だそうです。
 
これでは、感染したら一気に巨大クラスター化ですね
 
でも、これらの感染者予備軍は釈放されて街中や地方にちらばったのです。
 
 
(陰の声:その結果は・・・考えるに恐ろしいですねポーン
 
 
2020年4月20日現在 感染者:6,457人 死者:428人
 
 
 
バンディミックに便乗した権力濫用
 
 
これまで紹介したリーダー達は悪い意味で無邪気なわかりやすい方々ですが
 
世界にはこのバンディミックに乗じて政権を強化(独裁化)しようと企む
 
陰湿なリーダーもいるようです。
 
例えばハンガリーのオルバン首相はじめ東欧のリーダーやイスラエルのネタニヤフ首相
 
インドのモディ首相、ロシアのプーチン大統領などがあげられています。
 
 
その主な企みをまとめますと
 
・感染者追跡を名目に国民を監視する仕組みをつくる
 
・政府と違う情報を流すジャーナリストをフェイクニュースとして刑罰を課す
 
・政府の措置命令に従わないものに処罰を課す
 
 
これら対策も、本当に新型コロナウイルスだけを対象に
 
期間を決めて実施するならまだしも、期間を決めていなかったり
 
政府の都合でどうにでもなるようにしていたり、全権を政府に委ねるに
 
等しい内容での立法化が多いそうです。
 
 
(陰の声:監視&独裁国家現象が世界に広がるのは怖いですね
 
やはり、世界の女性リーダーの多くが示した有益な行動を学ぶべきです。
 
このバンディミック収束後の世界はどうなっているでしょうか?・・・真顔
 
 
 
世界のCovid-19感染者数・死者数
 
2020年5月5日発表  感染者:358万4174人  死者:25万1575人
 
日本の感染者数・死者数
 
2020年5月6日10:00発表  感染者:1万2080人 死者:543人
 
 
 
さて、このブログのテーマにふさわしくないバンディミックの話題ばかり
 
4回もアップしてしまいました(まあ「緊急事態」なのでお許しください)
 
あまり興奮すると血圧にも持病にもよくないので、これからはスティ・ホームの
 
時間つぶしに、作品をボチボチ描いていこうと考えています。
 
また、拙作をみなさまに見ていただけることを楽しみにさせていただきます。
 
 
バンディミック収束に尽力されているすべての皆様に感謝いたします。
 
そしてこのブログを覗いていただいた奇特な皆様がご健勝でありますように。
 
 
<新型コロナウイルス対策・異形のリーダー達・了>
 
 
 
 
 

スーラ・ウタガワの
私撰:関西名所図絵・美術館のご案内


このブログの各ページで個別に発表した、スーラ・ウタガワ作品の
名所絵を場所別に集め「美術館」と称して再度アップロードしています。


第1室:大阪南部の名所図絵・油絵    開室中
第2室:大阪北部の名所図絵・油絵    開室中
第3室:大阪湾岸部の名所図絵・油絵   開室中
第4室:神戸地区の名所図絵・油絵    開室中
第5室:京都地区の名所図絵・油絵    開室中

第6室:その他ガラクタ図絵-1・浮世絵  開催中
第6室:その他ガラクタ図絵-2・水彩画  開催中

第6室:その他ガラクタ図絵-3・油絵小品   開催中

第7室:大阪を描こう展MY歴代出品作品  開催中


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以上、ご案内申し上げます。     館長:スーラ・ウタガワ