ハンドメイド屋の転売、パクリ問題についてひとこと | 天然石ジュエリーのCanecryのブログ

天然石ジュエリーのCanecryのブログ

ハンドメイド天然石ジュエリーの作家、ロミのブログです



情報過多である。

テレビ、インターネット(SNS)、雑誌、新聞、とかく現代シャカイは情報が多いのだ。そしてまた、受け止めるほうも情報が多い方が良い、と、思い込んでしまっているフシがある。

わたしは情報を遮断するように心がけている。邪魔だ。

***

ときたま、SNSなんかでハンドメイド作家の不祥事(?)なんかが流れてくる。パクった、とかパクられた、とか。転売だ、とか、ハンドメイドではない、とか。そういうアレだ。平静を装い、ほほほーーーん、などと、眺めてはいるが、本心は実に不愉快この上ない

***

わたしは自分で石を磨き、リングやネックレスの枠をデザインして作り、それらを1から作り上げる端っこのジュエリー作家である。

まぁ、ハンドメイドのジュエリー、と、呼べるブツを販売し、それで生計を立てているのでプロの作家だと謂えるだろう。それなりの数の商品を販売し、技術を学べば学ぶほど、己の未熟さを痛感することもあるが、一応、お客さんには喜んで頂いている(ありがとーお客のみんな!)。

***

で、ハンドメイド作家の転売だ、パクっただの、トラブルを見るにつけ、なにが不愉快かと謂えば、どっちもどっちでチュートハンパなのである。批判する方はモラルの仮面をかぶり、詐欺だなんだと批判し、批判されるハンドメイド作家の方も己の努力をせぬままに自己弁護に必死なのだ。どちらも実に見苦しい。スッキリしない。

***

まず、批判する側の言い分は、『転売だー!パクリだー!詐欺だー!』と、こうである。

だいたい、批判する側は顧客ではないので、作家を批判する権利はない。詐欺だというが、刑法で詐欺罪は申告制なのでおカネを払った顧客からのクレームによってしか成立しない。刑法第246条の欺罔(ぎもう)行為とみなされる可能性もあるが、ハンドメイド販売ででそう謂った判例はみうけられない。本当に詐欺で自分が被害者と思うのであれば、堂々と裁判所に訴え出ればよい。そこらへんは良く分からないが、わたしから見れば部外者がギャーギャー騒いでいるだけに見える。

日頃の鬱積したストレスを発散するための他者の批判である。正義の仮面を被っているものの、実のところは0.1ミリグラムも関係の無い他人が他人を批判しているのだ。

そう謂った方々は何故か『自分には他人を裁く権利がある』と思い込んでいる。何故だ?そんな権利があるはずがない。自分が直接的な被害をうけたのならともかく、どうにもそうは思えない。自分の歪んだ正義感だけで物事を勝手に決めつけ、他者の悪口を宣う。単なるストレス解消だ。

もう一度言う。見苦しい

***

それでは次に、転売やパクりをしている方々を見てみよう。

明らかに転売である。パクりである。証拠は明白。いわゆるパーツくっつけ屋。技術も未熟(わたしも未熟者なので胸張って謂えることでもないが)。

で、あれば何故にそれを素直に認めないのか。

『パーツを買ってきて、自分なりにオリジナリティーのある方法(?)で作りました』とか、素直に認めれば良いだけの話である。

ハンドメイド作家は誰しもが、そこが入り口だ。わたしもそうだが、市販品を組み合わせて作る、憧れの作家をパクる。それが誰しもの入り口ではないのか。そこから徐々にオリジナリティーが産まれ、やがて胸を張って『わたしの作品です!』と謂える日が来る。

本ブログを読んでいるハンドメイド作家にも心当たりがあるはずだ。アクセサリー作家は『素敵だな!』、と思ったジュエリーを真似る。レザー作家は『カッコイイな!』、と思った財布をとりあえずマネして作ってみる。その行為を繰り返し、他者から批判され、やがて売れる作品が作れるようになるのだ。

それがアタリマエではないのか?

しかし、批判されているハンドメイド作家(?)は、なぜかそれを認めようとはしない。『パクりました、すいません、憧れている作家の作品だからです』、『転売しました、すいません、ステキなパーツだと思ったからです』、そう謂えばよいだけだ。そして、努力を続ければやがて憧れているステキなモノを作れるようになるだろう。

だが、なんだかんだと言い訳ばかりで、少しも努力しようとはしていないように見える。

こちら側も同様、実に見苦しい

***

いろいろ好き勝手に書いてしまった。

わたしはそもそも、他人の批判は好きではない。

裁定者のドレスは着心地が悪い。

しかしながら、ハンドメイド作家の端くれとして、おおよそ生産的ではない他者の批判と、言い訳とを、SNSで見かけるにつけ、どうにも悲しい気持ちになるの本エントリーを書いている。

本来、ハンドメイドとは楽しいものであるはずだ。それが誰かのヘイトの素になっているとするならばこんなに切ないことはない。

どうか、そういった方々が、他者の批判ではなく、そしてまた言い訳ではなく、自分の為に努力できるように祈るばかりである。


Canecryはセールを開催中!
クーポンコード:xmas2019の入力で、なんと全商品12%OFF!
決済画面でクーポンコード『xmas2019』とご入力下さいませ。


ご近所お誘いあわせの上、是非ともご来店ください!。
URL:https://www.canecry.shop/

ラッピングも無料です!