連休最終日は朝虹が出現 東海や群馬でダブルレインボーも

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連休最終日は朝虹が出現ウェザーニュース

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今日20日(金)は、東京など関東南部ではやや雲が多い夜明けとなっています。

その雲が日の出前にはオレンジ色や黄金色に染められ、見事な朝焼けが

見られました。

 

水蒸気たっぷりで朝焼けが鮮やかに

これは、日本海の低気圧や前線に向かって南からの暖かい空気が流れ込んでいる

影響で、空気中の水蒸気が多くなっているためです。
明け方や夕暮れは太陽が地平線近くにあるため、大気中を通る太陽光の距離が

昼間より長くなります。
すると波長の短い青い光は途中で散乱し切ってしまいますが、波長が長く散乱しにくい

赤・オレンジ・黄色の光はあまり散乱されません。そして、空気中に水蒸気が多いと、

その赤やオレンジ、黄色が目立つようになります。
それが朝焼けや夕焼けが赤くなる理由です。

 

今日は天気下り坂 一時的に本降りの雨も

 

(2 2)(11×2)

 

 

 

 

富士山近くに巨大なつるし雲出現寒冷前線に吹き込む強風が要因

2020/11/20 07:48 ウェザーニュース

今日20日(金)は富士山の近くに巨大なつるし雲が出現しています。本州付近を通過中

の寒冷前線に向かって、強い風が吹きこんでいる影響です。山梨県河口湖の上空

3000m付近では、20日(金)6時に西南西の風30m/sを観測しています。富士山周辺では

これから午後にかけて前線が通過して雨が降る見込みで、今日のつるし雲は雨の

前触れとなりそうです。

 

つるし雲とは?

つるし雲は、高い山の風下に現れます。上空の風に乗って流れる普通の雲と違い、

いちど出現すると場所がほとんど動かず、「吊されて」いるように見えるので「つるし

(吊るし)雲」と呼ばれています。つるし雲は ・「上空の風が強い」 ・「湿った空気が

存在する」という状況の時に発生しやすくなります。上空の強い風が高い山を越え

たり回り込んだりするときに風下側で空気の波が起こり、風が上昇している部分で

雲ができるのです。時間が経過しても空気の波の形状は急には変化せず、風が

上昇する場所で雲が出来て、風が下降する場所では雲が消えていくという現象を

絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えるのです。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)