もう親と変わらない姿の巣立ち間際の夏子(なつご)が散歩途中で通る商店街にいた。
跳び上がれば手が届きそうな低さと、人の往来がカラスを寄せ付けなかったわけで、まずはおめでたい。
寂れてしまった商店街だけれど、何軒かのテント下で巣作りが行われ、下に糞受けのダンボール箱が置いてある。
この画像は数日前に撮り、次に見たら、もう巣立ったあとで、商店街のどの巣にも1羽もいなかった。
これからは、電線に横並びの夏子ツバメに親が餌をやるシーンが見られるはず。
春子(はるご)は完全に親離れして餌捕りも一人前になっているのかどうか。
いやいや、独立してくれていなければ、夏子を産み育てるなんてできないんだろうな。
大学を出なくても一人で二人で育ち、育て…忙しく通う人たちは何を彼らから学ぶのでしょうか?
コロナも生きるためにチバっている。
学ぶべきは彼らの習性・存在理由ではないか?
感染者数やお金の問題ではないと思う。
人類はウイルスと共存してきた。
少し、酔ってます。
春先、彼らはやってくるなり、田んぼからドロを口に含んでは巣作り場所と往復を繰り返して巣を完成させます。
同じ田んぼに数十羽のツバメが、やってきて降りて泥をくわえて去るのを繰り返している場面を見たことがあります。
天橋立の近くでしたが、ちょうど良い泥加減の田んぼだったから必然的に皆が集まるということなんだろうと思いました。
唾液と泥と時々ワラくずなんかを使って、素晴らしい左官屋です。