イロドリの学童保育日誌

可愛い子どもたちのこと、仕事内容のこと、保護者や学校のこと。指導員として働く日々の記録です。

どうして図書館は無料なの?~Rちゃんの話~

2014-04-17 21:05:32 | 子どもたちのこと
私の勤務する学童では、図書館の本を借りて読んでいます


3か月間借りられる団体貸出と、


2週間借りられる個人の貸出、


どちらも利用しているのですが、


今日、2年生のRちゃんが本を読みながら言いました。


「先生、図書館ではお店みたいにお金をはらわないのに、


どうして本を貸してくれるの?」


するどい質問~


「図書館で使われてるお金を払ってるのは、


Rちゃんのお父さんとお母さんと、


●市で働いてる大人の人みんななんだよ」


「なんで?お母さん、図書館でお金を払ってなかったよ」


「そうだね。図書館では払わなくてもいいんだ。


お父さんやお母さんが働いてお給料をもらう時に、


住んでる街を良くするための”税金”っていうお金を払ってるんだ」


「ぜいきんってなあに?」


「税金は、みんなの街を良くするために、


大人の人が働いて出しあったお金だよ。


みんながたくさん本を読めるように、


税金で新しい本を買ったり、


図書館の人のお給料を払ったりしてるんだよ」


「ふ~ん。子どもはぜいきん払わないのに、貸してくれるんだね」


「そうだね。Rちゃんのお父さんやお母さんが頑張ってお仕事をして、


Rちゃんの食べるごはんやお洋服だけじゃなくて、


●市のみんなのためになるお金も払ってくれてるんだね。」


税金の話はちょっと難しかったみたいですが、


「●市の図書館があってよかった♪」と笑顔のRちゃんでした



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みんなが読めるように~Tくんの話~

2014-04-16 19:42:46 | 子どもたちのこと
うちの学童では、大きなホワイトボードに子どもたちの名前のマグネットを貼って、出席管理をしています


そのホワイトボードの左上の方に


◯月◯日(◯)


と、◯の中にペンで日付&曜日を書く場所があり、指導員が毎日、日付を書き換えています。


子どもたちは宿題をする時に、そのボードの日付&曜日を見て書き写しているようで、


特に2年生のTくんは、ほぼ毎日、


私たち指導員に「今日は何月何日何曜日?」と聞き、


「ボードを見てごらん」と返されるやりとりを楽しんでいました(^^)


そんなTくんが、宿題中にこっそり立ち上がって、私のところへ。


「どうしたの?」と聞くと、


「先生、ひらがなになってる!」とT君。


前後の脈絡がなく、私は一瞬「?」だったのですが、


「すいって、ひらがなで書いてあるよ!」とボードを指指すT君の言葉で、あ~!と気付きました。


私たちは、学校で習ったことをなるべく生活にリンクさせるために、文字の表記を時期によって変えているんです。


4月当初は、教室内の子どもたち向けの文章はすべてひながな表記で、


カタカナもまだ習っていない前提なので、カタカナの上にもふりがなを書きます。


1年生がカタカナを習い、その後漢字の勉強をし始めると、


少しずつ表記を変換していって、3月にはわりと漢字が混じった文章を見慣れた状態になります。


持ち上がりの2・3年生にしたら、


この間まで漢字で書いてあったものが、


4月になってすべてひらがなに戻るので、


なんとなく違和感のある状態なんですね(^^;;


Tくんもそこに気付いたようで、


「"水ようび"が"すいようび"になってるよ!どうして?」と、


私に尋ねに来たのでした(o^^o)


「よく気付いたね~!なんでだと思う?」と聞いてみると、


「う~ん…先生が"水"って字を忘れたから?」


そう来るか~!


「ううん、字は覚えてるんだけど(笑)。じゃあT君、この日付は誰が見るのかな?」


「僕たち」


「僕たちって、何年生と何年生と何年生?」


「1年生と、2年生と、3年生」


「もしこれが漢字で書いてあったら?」


「あっ!1年生が読めない!」


「大正解~!答えはそれです」


「なぁんだ!そっか~」


こうして「突然ひらがなになった謎」を解いたTくんでした♪


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商売上手♪~Kちゃんの話~

2014-04-15 20:23:43 | 子どもたちのこと
今日は、子どもたちのレストランごっこに入れてもらいました


ワンプレートで料理を出してくれるお店らしく、


私はお客さん役で、席に案内されました。


「ご注文は、大セット・中セット・小セットどれがよろしいですか?」


と聞きに来てくれたのは、2年生のKちゃん


「じゃあ、中セットをお願いします」とオーダーすると、


一瞬、Kちゃんに怪訝な顔をされました




(※どうやら、


(1)大セットを頼む



(2)かなりの大盛りが運ばれてくる



(3)「うわ~ぁ!すごい大盛り~!」と私が驚く流れだったみたいです。しまった…)




どうリカバリーしようかなと悩んでいると、Kちゃんがひと言。


「お客様、大セットと小セットにはビールが付いてますよ~


まさかの、顧客のニーズをつかんだひと言(笑)。なんて商売上手なの~!


結局大セットを頼むことになり、


この後、莫大な金額の伝票がやってくるんですが(笑)、


「しょうひぜいはオマケしときますね!」と、


とっても良心的なお店で、安心しました


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同志の存在

2014-04-13 13:45:40 | 私のこと
世の中には、


「子どもたちが希望をもって毎日を暮らし、素敵な大人になれるように」と、


様々な場所で活動されている素敵な大人がたくさんいらっしゃいます♪


私は、そんな人たちに会える活動に参加するのも大好きです。




今日の午前中、1本のメールが届きました。


昨年末にある講座の説明会でご一緒した方からのメールで、


講座の受講について話をしました。


ある1日のたった数時間、一緒に過ごしただけなのですが、


意思が強く、魅力的な女性で、


「またいつかお会いしましょう」と、連絡先を交換して以来のメールでした。


説明会を受けた講座を一緒に受講することはできなかったのですが、


互いの状況を話して、


「同志として一緒に頑張っていきましょう」と嬉しい言葉を頂き、


”同志”っていいなぁと、改めて前向きな気持ちになりました♪



そしてもう1件、某こども支援団体の代表さんから、


FBを通じて、GWのキャンプボランティアのお誘いを頂きました。


まだお付き合いは短いのですが、


私の子どもに対する思いを受け取って下さり、


活動の精鋭メンバーに加えて下さいました。


こちらの活動も学びが多いと確信しています。



ワクワクがいっぱいの春です♪


どこかで私のことを思い出して連絡を頂けるのは本当にありがたいことで、


感謝の気持ちを、子どもたちの支援につなげていけたらと思います!




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このブログの位置付け

2014-04-12 13:47:31 | 私のこと
公設の学童保育の指導員を続けていると、どうしても視野がせまくなりがちです。


その理由は、


①日常的に関わるのは、決まった児童・保護者・同僚のみである。
 (問題が発生した時に、多面的な視点で捉えにくい)


②日常的に見ている景色は、保育室と屋外の遊び場所ぐらい。
 (名刺を持たなくても成り立つ仕事である)


③自らの収入を支えている顧客(児童と保護者)は自分で探さず、4月1日もしくは欠員時に向こうからやってくる。
 (顧客満足に対する意識に個人差がつきやすい)


④研修等、スキルアップの機会は雇用主の裁量で決まる。
 (一般的に公設の学童では大幅な利益は出ないため、「優秀な人材育成のための予算」という考え方が薄い)


他にも色々ありますが、「仕事でつらくなった時に、どこに(誰に)救いを求めればよいか分からない」という状態に


陥りやすい仕事だと感じています。


救いを求めたからといって、最終的には、自分で決めた明日へ進むだけなんですけどね。


自分の中に仕事観の「軸」を作って、


時々誰かに「あなたのやってることは正しい(もっとこうした方が良い)よ」と言ってもらって、


自分で自分を支えて、やっていくしかないのかなと。


要は、自分の仕事観の「軌道修正」のために、このブログを活用していこうと思います。

                                 
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