最初にこの店に入ったとき、場違いな感じした。
だだっぴろい食料品のお店で、業務用の品が揃い、
目つき顔つきの鋭い男たちが食材を手に取り、品定め。
いっぱいになったカートを押しながら、
ソツなく、ムダなく、つまりは仕事中のようですね。
とくに鮮魚コーナー、売るほうも買うほうも男だらけ。
じっと魚を見る目つき、選ぶ手つき、タダゴトじゃないんだ。
これから何を、どう仕込み、どう調理して食べてもらうか、
仕事への意気込みが伝わってくる。

お魚屋さんのほうも愛想なく、手元に集中してる。
自分なんかが買っていいのか、気後れしたけど、
「そこのコノシロ、残ってるのぜんぶ、いいですか!」って、
気合入れて声をかけたら、
さっと出てきて包んでくれた。
「ウロコ取るだけ、できますか」って訊ねたら、
「うち、そういうの、やらないんで。それでもいいですか」
「ハイ、だいじょぶです!」
「・・・ちょいと負けとくね」

あ~この緊張感、どこかなつかしい!
代金負けてもらうって何十年ぶり、かな。
こういう店先でのやりとりがあって、
買い物してた時代、あったよなあ。
八百屋さん、果物屋さん、お漬物屋さん、お魚屋さん、
皆さんじつに堂々として、プロのプライドが感じられたよ。
「らっしゃい、今日いいの入ったよ。何にする?」って、

気合い入ってたよねえ。

ヘタなこと言って追い返されちゃうお客さんもいたなあ。
「もんくあるなら帰りな!」みたいなね。
アルバイトさんじゃなかった。一時雇いでもなかった。
小さなお店ばかりだったけど、
一生この道でやってくって決意、みなぎってた。

カッコイイよね。

 

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